日々を大切に:いつでもさよならが言えるように
最近、身近な人々との別れを経験し、改めて日常の大切さについて考えることが増えました。この記事では、そんな経験を通して感じた「いつでもさよならが言える生き方」と「生きる意味」についてお話しします。
目次
祖母との別れ
母親との関係
証言君とうおしんさんのエピソード
父親との現在の関係
マルーンとの特別な時間
生きる意味は死んだ後に見出せるのかもしれない
まとめと前向きなメッセージ
祖母との別れ
私が初めて「死」と向き合ったのは、高校生の頃でした。祖母が突然倒れ、そのまま亡くなった日のことを今でも鮮明に覚えています。庭で植木の手入れをしていた時、祖母が弱々しい声で何かを伝えようとしながら倒れました。救急車が来るまでの間、祖母を家の中に運びましたが、祖母にさよならを言う間もなく別れが訪れました。この時、突然訪れる「死」という現実に直面しました。
母親との関係
次に、母親が白血病で亡くなった時の話です。母親は入退院を繰り返しており、私は仕事の合間を縫ってできる限り母親の元に駆けつけました。最後の瞬間も母親のそばにいましたが、その時もさよならが言えたわけではありません。しかし、祖母と同じように、普段からできる限り母親に寄り添っていたという思いがあったため、後悔は少なかったのです。
木登り仲間正眼君と魚進さんのご主人エピソード
今年、さらに「死」が身近に感じられる出来事がありました。3月には、一緒に木登りをしていた正眼君が若くして亡くなり、少し前には魚進さんのご主人が亡くなりました。正眼君の勇気と優しさ、魚進さんの家族や仲間への思いは、今でも私の中で生き続けています。彼らの生きた証が、私にとって大切な教えとなりました。
父親との現在の関係
現在、私は父親と一緒に仕事をしています。これは、父親の死後に後悔しないためにという意図ではなく、自然な流れの中でそうなっているだけです。しかし、この時間はとても貴重で、特に今回のテーマを考えたときに、この親子の関わり方がとても良いものだと感じています。父親には長生きしてもらいたいですが、もし順序が来た時には、後悔のないようにしたいと思っています。
マルーンとの特別な時間
マルーンは、私にとって特別な存在のヤギでした。2020年3月に生まれたマルーンは、他のヤギとは一線を画す牛柄模様の雄ヤギで、僕らの集会所のシンボル的な存在でした。彼の強さと可愛らしさは、私たちにたくさんの喜びをもたらしてくれました。
マルーンはとても素直で、散歩に連れて行くときには、いつも私の気持ちを汲み取ってくれる特別なヤギでした。彼は、他のヤギとは違って、私とのコミュニケーションがスムーズで、まるで私の心を理解しているかのようでした。
しかし、今年の夏の猛暑が彼にとっては過酷なものでした。過去にも暑さで体調を崩したことがあり、今年も心配していましたが、ついにその猛暑が彼を奪ってしまいました。彼が亡くなったとき、私は彼の体を土で優しく包み込みながら、彼との楽しい思い出が次々と蘇りました。
生きる意味は死んだ後に見出せるのかもしれない
生きている間にどれだけのことができるか、どれだけの人に影響を与えられるかは、死んだ後にその人の生きる意味がどう語り継がれるかにかかっているのかもしれません。祖母や母親、正眼君と魚進さんのご主人、そしてマルーンが私に残してくれたものは計り知れません。そして、彼らの生き方が、私の人生に大きな影響を与え続けています。
まとめと前向きなメッセージ
今日のテーマは少し重いものでしたが、決して深刻になっているわけではありません。私は今、こうして元気に過ごしていますし、日々の生活を楽しんでいます。ただ、こういったテーマを考えることで、日常の大切さをより感じられるようになるのではないかと思っています。
次回は、もっと明るい話題をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!