今大人と子供を支えられるのは地域のお店なんじゃないかと思って
日々情勢が変化していっていますね。
先日の一斉休校要請に際して、うちの小学生の子供も来週から春休みになることになりました。
人命に関わることなので今回のことは大げさすぎることもないんじゃないかと思っているし、僕は個人で働いているので自分の子供の面倒をみれる立場にあるのですが、そうも言っていられないご家庭が多くあるのは確かなことで。
休校の要請が出ていない幼稚園・保育園は、見聞きしている範囲では自主休園を促せど、家庭の事情も鑑みてお休みにはされないようです。現場で働いている方々には頭が上がりません。
■留守番を余儀なくされる子供
話を少し戻します。
在宅勤務を決められた企業さんも出てきていますが、したくてもできない職種もあります。
医療従事者や交通機関で働いている方々。おこもりを決め込んでいる方々も、その間のライフラインは配送業を当てにされていることも多いのではないかと思います。
そして、在宅で働くことができないご家庭のお子さんは、親御さんが働きに出ている間留守番を余儀なくされることになります。中高生にもなると自分で自分の面倒をみれる子も多くいるかもしれませんが、小学生それも低学年のお子さんともなるとそうもいきません。
お弁当を用意しておけば最低限なんとかなるかもしれませんが、朝から晩まで子供だけで過ごさせることに不安を覚える方が多いのは想像に難くない話です。
ウイルスの感染を防ぐための休校措置なので、できる限り各家庭内で過ごすことが望ましい。
ですが、年端のいかない子供が朝から晩まで一人きりになってしまうのは、その限りではないと思います。
■学校の代わりになる場所
では、見守ることのできる大人のいる場所とはどこか。
それこそ、それが学校だったわけです。学童や習い事や地域のコミュニティセンターなどもありますが、どれも放課後の見守りの手段として、学校があることを前提に機能しています。
学校に居られなくなった今、そっくりそのままその代替になる場所はそう容易に見つかるものではありません。
だからこそ、そういう場所や仕組みを新たに立てる必要が出てきています。
■苦況に立たされている地域のお店
ウイルスの脅威にさらされてから、週を追うごとに街から人がいなくなっていっています。
必要外の外出を留める人が多いことは、感染拡大を防ぐ意味では大変望ましい状況です。
ただ、生活必需品を扱う食料品店やドラッグストア以外のお店からは客足が遠のくばかりです。
事態が事態だけに仕方のないことですが、売上が立たなくても賃料などは出ていってしまいます。
休業して静観に入っているところもあるようですが、個人でやられているお店などではなかなか簡単にできることではないと思います。また、この事態がいつまで続くかは誰にも予想できません。
廃業を検討されているお店も出てきているのではないかと思います。
■地域のお店が集って子供を見守ることはできないか
そこで、「地域のお店が集って、その地域の子供達を分散して見守る」ということができないかと考えました。
どこか見守ってくれる大規模な施設があったとして、そこに各地から人が集まるようなことになれば、そもそもの休校措置自体の意義が失われてしまいます。
今やむを得ないのは在宅ができない仕事に従事する方の通勤などであって、基本的には移動はせず、するとしてもなるべく小規模な移動が望ましい。駅周辺の繁華街や商店街れあれば、移動をその地域内に留めることができます。
また、駅周辺の商店は親御さんの通勤の途上にあることが多いと思います。そうれあれば、親御さんの送り迎えもスムーズにできるはずです。
■どうやって見守るか
お店が子供の受け入れを決めたとして、複数人の子供の面倒を長時間見続けるのはそう簡単なことではありません。感染拡大の意味もあり、受け入れ人数は一桁台で押さえておくべきだと思いますが、それにしてもです。
なので、お店同士が協力することができれば、3店舗を3時間ずつ交代で見守るなんてこともありなのではないかと思います。
また、この施策はお店を支える意図もあるので、有償であって欲しいと思っています。その場合、保育の資格などを心配されることもあるかもしれません。飲食店に限定されるものですが、飲食の提供あっての滞在であればそこはあまり心配いらないのではないかと思います。
■今大人と子供を支えられるのは地域のお店なんじゃないか
他にも小さいお子さん一人での留守番のリスクだったり受け入れる際の体調チェックだったり色々とまだ書きたいことはありますが、話も長くなってきているのでこの辺で区切っておこうかと思います。
家庭の規模で押さえられない話であれば、次に範囲を広げた先にあるのはその家庭の属する地域です。僕自身もそうですが、地域との関係が浅い今現実的に考えられない方もいらっしゃると思いますが、できる限り移動は避けたい現状だと遠くにいる親戚よりもずっと現実的なのではないかと思います。
誰かがこれを実行されるにしてもしないにしても何かの契機になればいいと思って綴りました。
もし実際に行動に起こしてみようかと考えられた方がいらっしゃれば、僕も事務局として動くことはできます。
今まで考えてもみなかった大変な局面に来ています。
ですが、こんな時だからこそ、大人も子供もみんなで手を取り合って乗り切っていくことができればいいなと思っています。