不仲だった父親から家出して復縁した話(2)
父とはずっと不仲で、祖父がなくなったのをきっかけで家出をしました。
家出とはいえ21歳のいい大人。多少のお金の余裕と、フルタイムでアルバイトをしていたので一人暮らしをすることにしました。
亡くなった一週間後には不動産屋で部屋を決めてしまいました。 その一週間後に入居しました。周りからはいろいろ反対されたような気がします。
契約の保証人には叔父にお願いし、不動産屋はアルバイト先で紹介してもらいました。格安の1R、マンションの五階。場所は実家と同じ市内でした笑 いろいろ事情があったのです。。。
引っ越し作業は母が手伝ってくれました。母は理解者であったので、たくさん心配もかけてしまいました。
なぜこんな突発的な行動に出れたのかと言えば、当時地元の企業でアルバイトをしていたのですが、その上司がたの影響ですね。たぶん父親のことを相談していたんですかね?とにかく「早く一人暮らししろしろ」言われてた記憶があり、刷り込まれてたんでしょうか。一人暮らしをはじめて、すごく応援してくださいました。
家を出るにあたっては、父への不満をA4紙12枚くらいをしたため、父に渡してから出てきたのを覚えています。細部までは覚えていないのですが、概要はこんな感じ↓
1.この家出は関係を修復するためのもの
2.絶縁してもお互いに不幸である
3.お互いに見つめ直す期間である
4.お互いに変わる必要があること
5.祖父には申し訳ないと思っていること
もちろん、だいぶ美化していてもっと泥臭かったと思うのですが笑
自分のなかで、父が変わるだけでなく自分が変わる必要があることはわかっていました。父へ尊敬の気持ちがないのはなにか問題があるはずでした。
とはいえ、突然一人暮らしがはじまりました。
洗濯機は入居者用のものがあり、目の前が八百屋さん。冷蔵庫は買いましたが、ほとんど祖父のものを持ってきたので初期費用はそれなりに抑えられました。
家事なんてお手伝いするくらいで、料理もほぼほぼしたことがなかったのですが、なぜかはじめて作った料理がハンバーグ。笑 それなりに謳歌していました。
ただ、母にはすごく心配をかけていて、週に一回は母が来ていた気がします。
アルバイトをしながら家事をして、たまに一人で飲みに行って。いろいろ考えていました。
父とはいろいろあったけれど、それなりに不自由なく学生生活も送れていて、好きなものもそれなりに買えて。それなりに勉強する環境もあった。いままでは自分のことしかみてなかったんですね。
一人暮らしをはじめて一ヶ月たった辺りのころ、実家に用事があり戻りました。
そのとき、父と会話をしました。
「俺が悪かった。反省してる。●●が一人暮らしをはじめてくれて逆によかった。いろいろ考えられた。これからは家族のために変わっていきたいと思ってる。」
そのころには自分もだいぶ落ち着いていて、素直になれていました。
「まだ時間がかかるかもしれないけど、僕も変わる必要はあると思う。」
ずっと同じ環境にいれば、それが当たり前だと思うんですよね。親への感謝よりも自分のことでいっぱいだった自分。それはたしかに仕方の部分(=病気)もあったけど、余裕のなさがすべて父へぶつけられていたのかもしれません。
一人暮らしをして両親の呪縛から逃れ、ある程度自由に生きていくことができたことで、心の余裕が生まれたのかもしれません。
少なくとも、父への信頼が生まれた気がしていました。
父がはじめて腹を割って話してくれた気がしたんです。
行動してよかった。そう思いました。
まあ、この一人暮らしも体調を崩して終焉を迎えるのですが笑
一人暮らしの期間:9ヶ月!
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