「渡部淳さんを語る会」に参加して

「自立的学習者」「自律的市民」そして民主主義…

 本日は、一昨年にお亡くなりになった「獲得型教育研究会」を主宰されていた渡部淳先生を「語る会」に行ってきました。
 ここで、教育の目的や目標が共有できていることを再確認できました。

20年にわたって学び、利用して…

 獲得研獲得型教育研究会)で、どれだけ学んできたことだろうか。時間もであるが、それよりも、その中身というか内容というか、そこにどれだけ影響を受けてきたのか測り知れないとか感じている。少なくとも20世紀末に渡部先生と出会い、先生から学んでから「教育に対する見方」が変わったことは間違いない。
 特に、今の(新しい)学習指導要領が議論されるようになって、平成26(2014)年以来、中教審関連の会議の傍聴にしばしば行くようになってからは、日本の公教育が「渡部淳先生のお考えの方向に進もうとしている」と強く感じたものでした。そこで出てくる「アクティブ・ラーニング」というものは、自分が実際に授業の中で行っている学びとほぼほぼ重なるものと感じることが多かった。

獲得型教育こそ「主体的・対話的で深い学び」だ…

 獲得型教育の型においては、「演劇的手法」「ドラマワーク」という言葉が出てくるので、とかく誤った理解をされたり批判をされる方がおられるのはとても残念と感じる。
 何のためにこの方法を用いるのか、このやり方を使っているのか、そのそもそもの目的や目標を考えれば、そのような批判は当たらないことは明らかなことである。

「指導と評価の一体化」へ…

 ぼく個人としては、はっきりと利用する目的をもって、授業内外において取り入れている。このことについては、これからおいおい語っていきたいと思うし、それをまとめたもの(論文まではいかないがそれに近いもの)を作成していきたいと考えている。
 そして、これこそが、高校においては、今年から運用されている3観点に結び付く評価にもぴったりとする指導であり、「指導と評価の一体化」にフィットするものであると強く感じている。

誰でもできる「演劇的手法」を広めるために

 いまは、「獲得型教育」の理念を大切にしながら、また、いつでもだれでもできる学びを深めるための「演劇的手法」を使える先生方を増やし支えるようなことができないかなぁ…と考えているところです。

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