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『旅』のこと③

ワーホリが終わり、トロントの友人たちと別れ、NYへ。
今回は日本に帰る前の滞在観光ビザでの3か月滞在。
次回の長期滞在も視野に生活旅行が目的だった(優雅w)。
ブロードウェイからワンブロック西にある長距離バス停留所についた。
ポルノなどアダルト店舗が多いエリアで、まだ危険な雰囲気が残っていた。
初めて来たあの時にも、日本人観光客のおじさんとここらへんでランチしたっけ…懐かしい。

ニューヨークの言葉ってはちゃめちゃイングリッシュが飛び交っていて、僕のブロークンイングリッシュでもイケそうで安心した。

滞在中は語学学校、フリースクールに行きながらバイトをして暮らしていた。人種は様々で日本人もかなり個性的で面白い。
ミュージシャン、ダンサー、俳優、ファッションやデザインを学んだり…みんな自分を芸術家アーティストというひとたち。NYに出稼ぎにきているバックパッカー。精神世界に突っ込んでいてまたインドに戻る人、メキシコに戻る人…ドラッグでちょっと逝っちゃっている人…語学留学から居座ってしまったNY浪人たち…これ日本じゃフィットしないだろうな‥と思う人ばかり。
それでもみんな楽しそうで活き活きしていた。

NYにで生活する観光客という日常。
SOHOの日本食屋バイトで知り合った人たち、みんなNYで何しているんだろうと…日本に馴染めなくってたどり着いたのか、ここでこうしていたからもう日本に馴染めなくなったのか…。みんな悩みながら夢をみることに、自分の生き方を決断をしていく覚悟も見えたし、「正解ってなんだろう」「自分はどうなりたいんだろう」「こうじゃないといけないは無い」って思いながらその時を生きている人たち。
僕が居たのはたぶん底辺階層だったからニューヨーカーみんなじゃないけどねwww
どれも正解・不正解はない…「もしここにいなかったら」なんて考えてネガティブになるなら考え無い方が良いですし、意味ないですもんね。
「いまどうしたいか」という熱で生活しているひとたち…

帰国前に、途切れ途切れの夢をみた。
「人に倒されたばこを頬につけられる」「大家さんが大丈夫?といっている」「自宅鏡で手の傷、頬の火傷をみている」を自分が見ていたところで目が覚め、実際に頭が痛くて…現実だったんだど悟る。

いまだにその間の記憶がありませんけどw

翌朝大家さんと、バイト先にも話をきいたのを合わせてみると、帰宅時に最寄り駅で襲われてノックアウトされて1時間くらい気を失っいたみたい。そして自分で歩いてアパートのブザーを鳴らして、大家さんにドアを開けてもらったことがわかった。

ほんと気の緩み‥・慣れって怖いです。
確かにクイーンズで深夜2時頃ひとりで歩いてたら、死んでも仕方ないもんなぁ…。
僕らは常に生死を共にしてて、たまたま生きているってこと。

バイト先のインド浅沼さんが鼻を垂らしながら「すべてに意味があるんだよ」って言ってたっけな、そういえば。僕らは何か意味があり生きてて、死んでいる。


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