マイベスト作品を検討する。映画版③
さて、一位ってなにさーーーと考えた。
私が進路に迷った時に見て心に刺さった映画や
何度も何度も見て「どうして私この映画の中にいないんだろう」と思った映画、細かい部分を繰り返し見て暗記したとか
たくさんあるのだけれど。
パッと思い出して、映画館で一番泣いた映画を一位にすることにした。
それは友達に勧められて見にいった。
泣くからと言われて行った。クラスメートと一緒に行ったが
泣くからと言われたので、お互いに離れて座ろうと言って
お互いが見えない所に座った。
ところで、この映画を勧めてくれた友達も大の映画好きで
将来はルーカスフィルムに就職すると言っていた。
彼女は笑える映画が好き、私はサスペンス、ホラー、音楽映画が好き。
重なるものはあまりないのだけれど「映画愛」を語ることはできた。
特にアカデミー賞が大好きで翌日は「見た?昨日のジャック・ニコルソン!」とか「デンゼル・ワシントンかっこよ!」とか盛り上がった。
彼女は映画が好きで英語も好きで将来は海外で暮らしたいと言っていた。
現在外国で暮らして翻訳・通訳家の仕事をしている。
私は子供を産んでからすっかり映画を観なくなってしまい、というのも
とにかく子育て=物事を中断される、だったので
何物にも邪魔されずに観たい映画を観ることで、子供にも「ちっ」と思うだろうし私もストレスが増えるので一切見ることをやめた。
だから過去に死ぬほど見て暗記した映画やドラマをテレビで流しておく
程度だった。
それでも数年して大分自分の時間を持てるようになってから
映画好きの友達に「絶対みてほしい」と言われ続けた映画
「ロード・オブ・ザ・リング」をやっと見て、そしてはまりにはまった。それでも映画館で映画を観る、という勇気はなく
子供を産んで初めて見に行った映画は、3人目が5歳ぐらいだっただろうか
「アナと雪の女王」だった。一人目を産んで10年ぶりの映画館だった。
「・・・・・映画って素晴らしい💧私、映画みることができるように
なって幸せ♥」と感激した。
子供が映画好きで、案外どんな映画でも一緒に行けると判明してからは
私が見たい映画はとにかく一緒に連れて行った。
横で爆睡されても騒ぐことはなかったので邪魔にならなかった。
それ以来、今に至ってもコンスタントに映画館に行くようにしている。
どっちかの子供と時間が合えば一緒に。合わなければ一人で。
夫とは映画の趣味が全く合わないので一緒には行かない。
さて、このように映画が好きな友達と私の心に刺さった映画。
1位は「ニューシネマ・パラダイス」です。
当時、この映画が言わんとしていることはあまりわからなかった。
少年が映画館に出入りし、映画技師のおじさんと交流をする。
小さな町で恋をし大人になり、技師のおじさんに町を出て行きなさいと
言われ、出て行ってから何十年も町に帰ることはなかった。
おじさんのお葬式があると知らされたその日まで・・・という話。
とにかく「映画愛」の話ですね!
映画が大大大大大好き!なおじさんと子供
そして閉鎖的な小さな町。
高校生の私はたいしたわからんかったけれど、映画が好きということ
そしてやっぱりなによりあの音楽・・・・。そしてそしてあのラストシーン。
泣くって聞いてたけどこんなに泣くとは・・・と思うほど泣けて仕方がなかった。持ってったハンカチを口に突っ込まないと声が漏れるほど笑
そんな高校生いる??友達と離れて座っててよかった・・
って、友達も同じぐらい号泣してました。
まあ、とにかく高校生の時一番泣いた映画ってことでこれが一位です。