ヴェノム ザ・ラストダンス
マーベル作品はあまり好きではなくて、どうしてかなーと
思いながらも「またマーベルかあ・・・見るのやめた」と「マーベル」という理由で見なくなってしまうことが多々ある。
中には面白いものもあったし、私が子供の頃見たスーパーマンは単純に楽しんだ。
ヴェノムを観るようになったのは当時うちで働いていた方が
「なんだかわかんなけどバクっって人食べちゃうやつ。面白いよ」と教えてくれて、よくわかんないけど面白いらしいよ~と言って
次男と見始めたのが初めだったと思う。
2作目は映画館で観た。シリアルキラーがからんでいてとても面白かった。
今回、次男と行く約束をしていたのに、私が友達とのジョーカー鑑賞を優先してしまったため多少ふてくされていたが
ご機嫌がなおったので一緒に行ってきた。
「マーベルなのになんでこれはいいの?」と次男に聞かれて
ええ、なんでかなあと考えたら、たぶん人助けをするヒーローじゃないからかなと思った。自分が食べたい!と思ったら食べちゃってなんだかすっきり!みたいな映画。
ジョーカーとは違って特に深く考える必要もなく
前作のこともすっかり忘れてしまったし、出てくる単語も全然わからなかったけどなんとなくわかるし楽しかった。
エリア51という地球外生物を研究するアメリカの秘密基地が舞台。
そこでヴェノムをめぐる戦いが起こっている一方で
単純にエリア51のファンの一般人家族が登場するのだが
そのキャラが、まあ独特。
ってか他の映画で「UFO好き」とか「エイリアンにさらわれたことがある」とか言ってるキャラってみんな同一人物なんじゃないか?と
思われるほど似ている。「お父さんがだいぶ風変わりで
それにつきあう奥さんも相当風変わりで、お姉ちゃんはそれが嫌だし反抗的だけどなぜかついてきちゃって、そしてまだわけがわかってない従順な弟」みたいな設定なのだ。
そしてこういう家族ってすぐに唐突に現れた人をすぐに受け入れる。
地球外生物を認めている=初対面の人を受け入れることは特に
わだかまりもないのかな、とか
このキャンピングカーの中ってなんでいつも汚いんだ、とか
お父さんって髪の毛長い人多いよなとか
ふだんどういう仕事してるのかな、とか
この家族について随分思いをはせてしまった。
まあ、ストーリー自体はタイトルからもわかるようにヴェノムシリーズの
最終回で、最初から「ああ、これでこうしてああなるんだね」と
予測できるようなものだったし音楽もわかりやすかったし
特に考えることもなく「娯楽映画」として楽しかった♪
強いて言うならば、主人公のエディってもう少しかっこよくなかったっけ?と思った。最初は雑誌記者で美人な彼女もいて
色気もあってステキだったけれど「今ってなんの仕事もしてないんだろうな」という雰囲気だったから、まあストーリー的にはあってたのか。
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