テフィティ
不満です。
夫は昔から物の言い方がきついところがあって、怒っているように聞こえます。基本、地声が大きいし言い方がきついため急に怒鳴られているように感じるのです。
私は父親の怒鳴っているところや、大きな声を出すところをみたことがない
環境で育ったということ、それなのに卒業後就職した場所で、それはもう大声で怒鳴りまくるような上司の下で働いたということもあり
「男が大声で怒鳴る」ということに対して免疫がないところに、更に急にそれを浴びたのでトラウマになっています。
夫にはことあるごとに「大きい声を出されるのが苦手なのでやめてほしい。
言い方もきついから怒っているように聞こえる」ということを
伝えています。それは子供たちに対しても同じで、急に「なによそれ」と怒鳴られた子供らは「そんなに怒ること?」と言い、夫は「怒っているわけじゃないんだけどなー」という会話を繰り返してきました。
自分になおそうとする意志があるのかどうなのか。
私は、先日書いたように「私の話の腰を折られる」ことが本当に嫌になり
「じゃあ余計なことは話さない」か「話したい時はあらたまって話す」ことを心がけています。
それでも、ふと世間話をしたときとかに同じ仕打ちに合い
「あーーまた同じ事をやっちゃった」と、言っても無駄な夫のことではなく、私がミスったなと思うようになりました。
そんな夫ですが、家のことはよくやり、子供のことも3人目からやっと動くようになった、基本温厚でたいていのことは怒らないという長所もあります。怒りのツボがいまいちよくわからなくて、突然「そんなこと?」ということでキレるのですが、まあそれは、私の怒りのツボが
アーチェリーの的でいえば外側全部で、夫は真ん中だけ
みたいな感じなので、比率的には・・・
長所が「温厚」だった夫は最近些細なことでキレるようになりました。
更年期なのか、今まで我慢してたけど「もう我慢しないぞ」という
意思表示なのか。それについて書くととめどないので、今回は先日あったことだけ。
何かの絵をみて「これはモアナに似てる」と言った夫。
モアナというのはディズニーの映画で「モアナと海の伝説」の中の女の子。
でも見た絵はその映画の中に出てくる大きい女神様だったので
「ああ、それはモアナじゃなくて、あの大きい女神様だね。
なんていう名前だっけ」と言ったのです。
夫は「ああ、そうだね。なんて言ったっけね」と言いながら
私は他のことをしながら考え続けて「あ!テフィティだわ」と言ったのです。
「考え続けてたのか」と言われたので「ボケ防止には答えを思い出し続けるに限るらしいので」と言ったら
突然、大声で
「っていうかテフィティなんてどーでもいいから!」
と言ったのです。
なんか、つっこみどころとかもいまいちセンスがない夫なので
たぶん彼なりのつっこみだと思うのですが、
まず全てが「は?」という感じ。
「いや、思い出すことに意義があるし、テフィティはどうでもいいことかもしれないけど、そんなに大きな声で言うことなの?それを言われて
人がどういう気持ちになるかわからないの?」と言ったあとは
完全無視。
そのあと一生懸命「思い出すことが大事だって俺も聞いたことがある」だの
「そういえばテフィティだったね」だの
完全無視の私に「無視か」と言ったり
話しかけてきていましたが、全て無視しました。
そもそもテフィティなんてどうでもいいですよ。そんなことわかっている。
でも、普段の何気ないことを会話しながら生きていくのが
人であり、生活であり、夫婦であるのだとしたら
なんでも「どうでもいいこと」でできているんじゃないだろうか。
それを「どうでもいいから」と本気で否定したのだとしたら
あんたこそどうでもいいから。だし
彼特有の「センスのないつっこみ」だとしたらセンスなさすぎだし
そもそも大声で言うことではない。
夜に大きな声で「どうでもいいこと」で怒鳴られた私は
ずーーっと頭の中で
「そういえば、小説とかマンガで、奥さんが夫に離婚を言い出す時って
必ず離婚してくださいってお願いするよなあ。
ってかなんでしてくださいってお願い?
離婚しますから。さようなら。でよくない?」と
考え続けていました。