見出し画像

エイリアン ロムルス

「エイリアン2」を最初にみたのは中学2年生ぐらいのとき。
かっこいい女性主人公はシガーニー・ウィーバーでしたが
彼女と共に行動するアメリカ海軍の兵士役、マイケル・ビーン様が
めちゃくちゃかっこよかった。
彼は「ターミネーター」(シリーズの1作目)で、未来のリーダー、ジョン・コナーを産むサラ・コナーを守るという役目を担って未来のジョンから
使わされた人物で、サラを守っている間にサラと仲良しになり
その時に妊娠したのがジョン・・・という
ワケワカランことになっていた映画だったけれど。
なんつーか、最初からしかめっ面でサラと恋に落ちるときも
怒りながら告白しちゃったりして、もう「くーーーーーーっ」となり通しだった。なんせ当時しかめっつらの年上がスキだったものだから。

で「なにこの人!」めちゃかっこいいーーと思っていたら
「エイリアン2」にも出ていて、やっぱり口数が少なく
主人公のリプリーにそっと寄り添う・・みたいな姿に
悶えた中2の私。苦笑いするシーンを「巻き戻し」と「再生」ボタンを
連打しながら何度も何度も見たっけ・・・。ビデオテープの時代です笑

さてエイリアンの思い出はそのぐらいで、内容も面白かったし
気持ち悪さも怖さもほどほど。マイケル・ビーン様の虜にはなったけれど
映画自体も好きだったから何度も何度もみた。
1作目のエイリアンは「土曜映画劇場」的なテレビで放映されるものを軽く見た、程度で「人造人間」が肝なんだね、ぐらいの印象だった。

さて、昨日次男と末っ子とエイリアンの新作を観に行った。
特に思い入れもなく、他の映画を観たときに宣伝されていたのをちらっとみたのと、昨日たまたま3人の時間があったので「観てくか」程度の気持ち。

舞台は100年後ぐらいの未来。
地球にもはや居場所がなくなったのか、宇宙の星を植民地として
開拓し、そこに移住し、たぶん低賃金で労働している人々。
その生活にも嫌気がさしてユメみたいな場所に行きたい6人の若者が
漂流している無人の宇宙ステーションを発見。
その中には「ユメの場所」に行けるツールがあるので、それを取ってこよう
ということになり、ステーションに降り立った・・・

とまあ、でっかいステーションが無人になるには何か理由があるだろうさ・・・その理由はエイリアンだったという話で
ストーリー的には別に意外性もないし、エイリアンのルックスも同じ。
顔にはりついて、長いしっぽみたいなものを人の口から入れて卵を産み付ける。その親は顔が長くて眼がなくて口の中に更に口があって、血液は酸。
全部想定内だったのだけれど

これが・・・・・・めちゃくちゃ怖かった!!!!!!!!!!
しーんとなるから何か出てくるんだろうな
でっかい音鳴るんだろうな、エイリアン飛びついてくるんだろうな・・
全部わかってるよ??わかってるけどめちゃ怖い。
若者が次々に死んでいくことも、一緒に連れて行った人造人間が肝になることも全部わかってたし、主人公の女の子がシガーニーウイーバーみたいに戦うことも全部わかってたけど、
たぶんここでネタバレしたって、何の防御にもならないほど
怖かったわ~~~
映画館で観てよかった!!!!過去一怖かった!というのが
子供と私の感想です。

超びびりの次男は服で顔を隠しながら見ていて「大丈夫?」と聞いたら
「怖すぎる・・・・怖すぎるーーー」と小声でつぶやき
全く恐がりじゃない末っ子を見たら、着てきたパーカーをかぶって
見ている。
私はポップコーンを目隠しにしてその陰からみていた。
3人とも椅子の上で姿勢を低くして寝そべるようにしないとまともな
姿勢では見られなかった(一番後ろの席、前と隣に人は全くいませんでした!)。

終わってすぐ外に出て「怖かったー・・・」と三人で叫んだ。
次男に至っては途中で退席しようかと思ったらしい・・・・

私の過去一怖かった映画は「りんぐ」。暗さと音にやられたし、
テレビが肝だったものだから
それから何年も夜中に部屋で一人、テレビある、という状況が
耐えられなかったものだ。
当時の彼氏に誘われて行ったけれど、あまりの恐怖で「こんな怖いものみせやがって!」と彼氏にぶち切れたことを覚えている・・・

そういう、後に引きずる恐怖はない。非現実的な世界なので、エイリアン。
だからその点は大丈夫だったけれど
ずーーーっと怖かったです。最後得体の知れない新フォルムの生き物がでてくるけれど、これは怖いじゃなくて「きもい」笑。
なんでこれにしようと思った???とちょっと冷静になったけれど
それも込みで「娯楽映画万歳!」と思える映画でした✨
満足。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?