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モアナ2
結局モアナ2を観て来たけれど、面白いというより楽しかった!
アニメの二作目って無理矢理ストーリーを作って、いらない要素入れて
引き伸ばしました!というものが多くて(私が観たものは)
ちょっと警戒していたのだが、ディズニーだしアナ雪は2の方が好きだったし、大丈夫かと思っていたら・・・
前半はちょっと長かったかな~
マウイが登場してからが楽しかった。
マウイのルックスって決してかっこよくないんだけれど
それは普段わたしたちの生活圏内にいたら、ということなのかもしれないと今回思った。
南の島で、上半身裸で生活して、タトゥをおしゃれで入れる世界ではないところで生活している人たちにしてみたらマウイって
「かっこい~~~~」人の代表選手なのかもしれない。
というのはそんなマウイに憧れまくっているお兄さんが今回は登場したからだ。
ラプンツェルやアナ雪では男性陣は完全に逆玉だ。
氷を切り売りしていたクリストフ。
別にその仕事が云々ではなく、アナと付き合ってからその仕事をしている気配が全く見えない。仕事どうした????と見るたびに思う。
ラプンツェルに至っては元は泥棒なのが、結婚したら王女の旦那だからね。
仕事どうした?って聞いても泥棒だったし、仕事されても困るけど
結婚して完全に仕事を放棄して側にいるだけ!ってのがちょっと嫌だった。
でもマウイは自立してるというか、神であり人である。
すごい。
しかも普段はどこにいるんだかわからないのに、ちゃんとモアナのことを想っている。想い方も「好きだ、結婚して」じゃなくて
「あのお嬢ちゃんにこんな危険なことはやらせたくない!」という想い方だ。かっこよい・・・・。
モアナを最初にみたときに、
うちの娘と重なって仕方がなかった。
芯が強くて逞しくていつも海の向こうの世界をずっとみている女の子。
うちの子がそんなに逞しいというわけではないのだけれど
「ここにずっといるわけじゃないんだろうな」という羽ばたきそうなイメージが重なった。
ディズニー映画の親子の書き方って、最初は親が子供を守りまくって外に出さないようにするけれど、結果それがダメだってことになって
「子供よ外に羽ばたきなさい」って伝えてくるけれど
私もそうやって子供らに伝えたい。
日本人の母と欧米の母の違いを表したものを読んだことがある。
熊に遭遇して命の危険が迫った時
日本人の母親は熊に背を向けて子供に覆いかぶさって子供を守ろうとする。
熊は親子とも食べてしまう。
欧米の母親は熊の前に立ちはだかり、子供を背中にして、子供に逃げなさいと伝える。お母さんがここを守るからあなたは先に行きなさいと言い
犠牲は母だけ、というものだ。
「日本人って」というと、主語が大きすぎるけれど
私が知っている限り、ここら辺の地域では特に
子供が大学に行き就職で地元に戻ってくると
「あそこのお子さんはいいお子さんよねえ。ちゃんとこっちに
戻ってきて親の面倒みるらしいわ」というのが誉め言葉だ。
私の心の内はnoteと言えども吐露できないぐらいの言葉で
溢れかえっているけれど・・・まあそれはおいておいて
私はうちの子供たちにはそれを望んでいない。
というかここに二度と戻って来るな。もし自分の意思で戻ってきたいなら
止めはしないけれど、私はその時はこの土地にはいないし
いたとしてもうちには入れないからねと言ってある。
ニューシネマパラダイスの映画技師のおじさんが友達のトトに言った気持ちがよくわかるのだ(映画参照してください!)。
話が脱線してしまったけれど
モアナは、まあ冒険して島に戻っては来るのだけれど
心はもう自由。いつでも外に羽ばたいている。お父さんとお母さんも
もうそんなモアナを見守るだけ。
私もモアナをみるたびに、うちの娘が外に大きく羽ばたいて行ってくれたらなあと思って嬉しい気持ちになる。
ちなみに、モアナで一番好きなキャラはタマトアという大きいカニ。
ナルシストで歌がとっても上手い。
今回はちょっとだけ・・・・、まあ乞うご期待!
ロードオブザリングを捨ててしまったことを後悔しながら
観たけれど「観に行ってよかった!」と思って帰ってきました。