髪徒然
次男は坊主一筋でずっと3ミリバリカンで夫に切ってもらっているが、先日ついにアタッチメントなしの1ミリぐらいの坊主になっていたので「それはやりすぎだろ」と言った笑
髪の毛は頭を守る役割もあるのに、彼の頭は何からも守られていないことになる。更に、今一時的にサッカーのポジションがセンターバックなのだが
(守りの要なのであまり走らない)そのポジションに坊主は必要ないだろう、という私の勝手な偏見によるもの。坊主はやっぱり走ってなんぼだろうと思っている。完全に偏見なのはわかっている。
それが元のサイドバックというポジションに戻れて、そこなら走る量が多いので「それならよろしいでしょうか」と聞いてきたが、やはりアタッチメントなしの坊主は短すぎると思うのだ。
娘は夫譲りのめちゃくちゃ天パ少女で(というか私以外全員天パなのだが)
湿度が多いこの時期はくりっくりのぼわんぼわんの髪になっている。
そしてここは母譲りの「髪型とか」を全く気にしない女なので
せいぜい水で濡らしてよくとかす、ぐらいで学校に行く。でもしょせん水だ。渇いたらあっという間に元の状態だ。
今時の女の子っていつでもどこでも櫛を出してきてそこら辺で髪をとかすのよね。もちろんそうじゃない子もいるけれど、学校でもそうらしくて
櫛をもってきていない女子はうちの子だけらしい。
レストランとかでも若い女の子が櫛で髪をとかしているのを見て
「髪の毛落ちるじゃん。ここではやめなよ」と思ったけれど、よそのお嬢さんだったので黙った。でも私は嫌だな。
で、学校でも髪をとかしている姿を見て辟易した男子がその女子に言った。
「おい、スギの娘を見習えよ。櫛なんて持ってきてねえぞ」
果たしていいのか悪いのか笑
ちなみに、いつも以上にぐりぐりの髪で行った時も男子に「どうしたのその髪。サボテンみたいだな」と言われたらしい。
サボテンみたいな髪の女子中学生。
そして、うちの中で一番のぐりぐりヘアの長男。
昔から遠くにいても頭でわかってもらえるほどのぐりぐりだ。
そんな彼は坊主が似合わないので床屋ではなく私が行っている美容室に
行きたいと中学生の時に言い出した。
一緒に行くのは恥ずかしいので、美容室の店長に「うちの長男が来たいと言っています。お金払っておくので、あとから彼がきたらよろしく」と言ってお願いしたことがあった。
彼に「お金払ってあるから行っておいで」と伝え、場所も郵便局を右に曲がると教えた。
しばらくして帰って来た長男は見事な角刈りだった。
え、そういうのが嫌で美容室に行ったんじゃないの?なんて言ったらそうなった?と聞いても「えー、なんか黙って座ってたらこうなってた」と言う。
話さなかったの?女の人になんも言われなかった?と聞いたら
「え、おじさんしかいなかったよ」
・・・おじさん???
あの美容室におじさんはいないはず。
もしかして赤と青のぐるぐる回るランプがあるような所??
と聞くと「うん、そう。ヒゲも剃ってくれた」
って、それは床屋じゃん!!!私が行ってるのは美容室であり
あなたが行ったのは床屋だよ。郵便局を右に曲がった?と言うと
「いや左に曲がった」・・・・。
なんかおかしいと思ったんだけどさ~と言ってる彼の髪は
カクカクの角刈りで頭から目を離せなかった。
ところで、間違って床屋に行ったのはいいとしてお金は持ってたの?と聞くと「いや、お母さんが払ってくれてるから」と言って帰ってきたよ。
・・きゃーーーーー!!!無銭髪切!!!
ということで急いでその床屋さんを探してお金を払いに行った。
そしたら床屋のおじさんが「いやあ、なんかおかしいと思ったんだよねえ。でもうちの母ちゃんがお金もらったりしてるのかなと思ってさ笑」と
笑ってくれた。
髪、一つだけでも三者三様。