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オラフソン

秋のコンクールが始まります。
何が楽しいって娘が新曲を弾き始めるのが超楽しみ❤
譜読みも難易度も全部他人事。娘が苦労していることを横目でみて
出来上がっていく様を見られるこの喜び♪
ああ、幸せ。

そしてもう一つの幸せは曲決め。
要所要所で先生が決めたり締めてくれるのですが、最近は
「何弾きたいの?」と聞いてくれるようになりました。
曲も知らねえ、作曲家も知らねえ、という娘の曲決めは
もちろんアタクシの出番です。

これがいい、あれはどう?などなど娘に聞かせて「まあいいよ」とか
「やだ」とか言う反応を見て、それを先生に言って(私はもうレッスンに入れないので娘から)先生からオッケーだったりダメだったり言われて帰ってきます。
娘が「弾きたい」という曲はたいてい「のだめ」か「ピアノの森」で見た曲で大分それらの曲を弾ける機会がありましたが、限られているので
私が何曲か羅列することになります。
今回秋のコンクールの曲決めでは「死の舞踏」を言ってみたら
「100年早いから」と一蹴されたそうです(笑)

で、ドビュッシーの「ピアノのために」より、ほんとは全曲が良かったのですが、なにせ曲を決めてる時点からコンクール本番まで1か月ちょいぐらいしかなくて全曲は絶対無理。なので「プレリュード」と「トッカータ」の
オッケーをもらいました。

私が子供の頃習っていた、超怖い先生のところにいたとっても上手なお姉さんがこの曲を弾いていました。当時はこの曲のことを知らなかったけれど
「なんてかっこいいんだ✨」と思いずっと憧れの曲でした。
何度か譜読みにトライしたけれどなかなか弾くことができず
ついに娘にそのバトンを渡しました。無念・・・。ほんとは私が弾きたかった涙

で、プレリュードを弾いていったところ「合わない」と言われたらしく
「合わない」って一体どうすれば良いのか、努力でどうにかなるのか
センスの問題かわからずいたのですが、先日牛田さんのコンサートに行って
「牛田さんにベートーベンって合わないなあ」と実感してしまったことから
プレリュードは断念。トッカータのみの演奏になりました。

曲が決まったら誰の演奏をお手本にするかを決めます。
前にちょっと書いたドビュッシー全集のCDが二つもある、という話につながるわけなのですが、結局娘が気に入ったのはそれのどちらでもなく
ヴィキングル・オラフソンという人の演奏。

この人の演奏は前々から気になっていました。大好きなバッハやラモーの演奏が秀逸。アイスランド出身ということでPVの背景もこれまたステキ。
この人のアルバムの中にドビュッシーの曲のワンフレーズをモチーフにした
曲があって、ワンフレーズをピアノで弾いたそれ以外が飛行機の飛び立つ音で埋め尽くされているものがあって、まるで海外旅行をしているみたいな
気持ちになれるものがあるのですが、最近はこれを聞いて寝ています。
昔ラジオで「ジェットストリーム」という番組があったと記憶しているのですが、渋い男の人の声で「ジェット・ストリーム。今宵もあなたを旅にお連れしましょう。ゴーーーー(飛行機の音)」みたいなやつ。
こんなイメージなのです。

オラフソンさん、素敵や・・・❤
コンサートないかなあ・・とチェックしたら北海道に来るじゃないですか!
しかもゴールドベルク変奏曲。全部は聞いたことないけど!
早速チケット予約。

娘のピアノそっちのけでオラフソンにどはまり中です。


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