分離後の変化
長引く不登校に慣れたのか?課題の分離を意識出来てきたためか?
私の心もあまり乱されなくなり、表面上だけでなくおおらかにどっしりと構えることが出来てきたように思います。(願望)
しかし登校刺激を一切止め、ちょっと距離を持って接していると
娘が体調不良を訴えることが激減しました。
するとしばらくして娘が
「お母さん。もしかしてもうわたしの事、あきらめたの?」
と言ってきました。
「〇〇高校はもう、無理だと思う?」
と全日制の高校の名前を出す娘。
もちろんそんなことないよ!と言いましたが、娘は私が何も言ってこないことに不安を覚えたようでした。
娘は相変わらず、高校に行ったら~などと、ハテ?現状どう考えているの?と思うような発言をしています。
その為に3学期出席しなければ・・と以前は言っていたのですが、私も考えが変わり、学校に行きたい!勉強したい!と意欲を見せてからでいいんだと思っています。なので娘のとんちんかんとも思える言動にもあまりイライラしなくなりました。
そんなこんなで3学期が始まってから半月が過ぎ、ある夜「明日は1,2時間目が国語(得意科目)と数学(先生のアタリが柔らかいのだそう)だから、行こうかな・・・」と言い出しました。
「そうだね、数学は授業がちんぷんかんぷんだとしても、後で塾で勉強すればいいし、(←コレ先回り?ダメ?)行けそうな時に行けるといいよね」
と言って見守っていました。
一応翌日は朝声をかけました。しかしやはり娘は行かないことにしたようでした。
想定内ですよ(ふん!)
なんだかんだ、ゆるゆると過ごしていた娘は、その日私が仕事から帰ると
「やっぱり、今日学校に行けば良かった。せっかく行きやすい日だったのに・・・1日を無駄にしてしまった」
と、ちょっと落ち込んでいました。
「今日はダメでも明日があるさ~・・」
と適当な歌を歌い(一発寛太くん知らないだろーなー、きょーうはまーけてーも あーしたーはかつぞ)
次に行けそうな時は頑張ったらいいじゃない。
と励まして1日を終えたのでした。
◇◇◇
また何日かして、娘は「明日は2時間目国語だから行こうかな・・」と言い出しました。
2時間目から行くの?朝起こす?と聞くと、一応起こして。とのことなので朝出がけに声をかけました。
この日はすぐに起きだして、いってらっしゃい!と私を見送ってくれました。
これは行けるかもしれない!
と思ったのもつかの間、10時頃、「ひまー」
とラインが入りました。
おいおい。やっぱり行けなかったのか。
想定・・は一応していたけど、残念!
そしてまたしても落ち込む娘。
自分は最低だ。みんな行っているのに。。。
また同じことの繰り返し。
行こうかな?→結局行けない→落ち込む。
ある時、ふと、これでいいんだ。と思いました。
(と、書くのは簡単。ここに行きつくまでにどれほどのループを重ねてきたことか!)
娘は自分の課題と向き合っている。
私は親として、見守り、励まし、大丈夫だって言い続ける。
私はそのことに一喜一憂せず、見守る。
心配は心配だけど、よく考えてみると、逆に私のことを心配した母親が、そばでオロオロしていたら、鬱陶しくない?
こうしたらいいんじゃない?こうしてみれば?ってあれこれ言われるの、苦痛じゃない?
娘はまだ13歳。でももう13歳。
長引く不登校に焦る気持ちはありますが、長期的に見ると、すごく娘の状態は良くなっていると思います。
次回のカウンセリングは、娘の中でしっかり予定が組み込まれていて、むしろ楽しみにしているほどです。
焦らず、信じて、待つ。
全国の不登校児のお父さんお母さん、頑張りましょうねっ。
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