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汚掃除について

※本日の記事はいわゆる汚部屋など、通常より高度なお掃除、つまり汚掃除のお話です。キツイ表現が沢山出てきます。精神がやられた私が呪詛を吐きます。汚いのが苦手な方、想像力の豊かな方、美しい世界の住人はすみやかに退避してください。

▽▽▽

子供たちが夏休みに入り、畑仕事の手伝いを請け負ったため、送迎ついでにしばらく手をつけていなかった冷蔵庫掃除に行って参りました。

実家に行く度に水回りの掃除はするようにしていましたが、冷蔵庫が後回しになり母も「やった」「いつでもチェックして」などと言っていたのでしばらく放置してしまいました。

まずこの日は5時起床、6時までに犬の散歩を済ませて娘と出発、7時に娘を畑に置いて、いざ実家へと向かおうとすると

母「何か用事があるの?」
私「うん、冷蔵庫の抜き打ちチェック
私・母「うふふふふふふふ」

だいたい様子はわかりました。

しかし母は私にも畑で手伝って欲しいことがあると言います。
てっきり畑仕事を手伝いに来たものだと思い込んでいたらしいです。
仕方なく炎天下滝のような汗を流しながら11時頃まで畑仕事をしました。
いい加減暑すぎて全員参ってしまうので、終了して着替えて昼食です。
その時点で両親はうとうと。
そりゃ眠いですよね。

実家に帰ると早々に母は寝てしまったようです。
これはチャンス!

母が起きていると掃除している横でウロウロ
私も必死に色々なものと戦っているので、一人でやっていても
「なんじゃこりゃあああ!」とか
「ぐへぇ、信じられない」とか
眉間にしわを寄せながら
ありとあらゆる心の叫びと罵詈雑言をぶちまけてしまうし
捨てようとしたものを「これは父が食べるから」とか
しまいには母も「何でもすぐ捨てる」とプリプリしてしまいます。
お互いのためにいないところでやった方がいいのです。

では、皆さん用意はいいですか。
私も今回正直に書いていこうと思うので今ドキドキしています。
我ながら引くわ~
今ならまだ間に合うので苦手な人はここで引き返してね。

▽▽▽

今回は娘が手伝ってくれるというので、心するようにと念押ししてから
扉をあけました。
普段の家の様子である程度わかっている娘ですが
まだ娘は世間を知らないのです。(知らなくていいこともあるよね・・)
コノトビラヲアケルモノハ サラニオゾマシキモノヲミルデアロウ・・・

今どきの一般的な冷蔵庫だと思います。
上が冷蔵室で真ん中あたりに冷凍室があり下が野菜室です。
まずは上のメインである冷蔵室の中身を出していきます。
とりあえず扉側の棚を見ると、梅酒の瓶や牛乳などの横に
ハムやら豆腐やらちくわやらあとは説明も面倒な塩麹やらのパックやら
が文字通り詰まっています。
ここが使いやすいんでしょうね。いずれもレギュラーメンバーらしく新しい物が多めです。
食材はとりあえず入れ物に入れ賞味期限をチェックします。
瓶などは流しにおいて、全て洗っていきます。
なぜならそこここで液状化現象が起きているからです。
棚も外して洗います。ゴムパッキンなどのカビも取り除いていきます。
きれいになったら棚に戻し、次の扉です。
こちらにはたくさんのチューブや調味料があります。
現役バリバリのもの、まだあけていないもの、何年も前に賞味期限が切れたもの、が多数。ちょっとだけ残ったマヨネーズ多数
娘も、なんで使い終わってないのがあるのにこんなに新しいの買ってくるの?と吃驚しております。
最悪なのが瓶の中の黒ニンニクとかです。
それが外から見てもわかるような絶対に食べられない状態なのです。
黒い液体の中の黒い物体にグレーの何かがふわっと漂っている瓶を開ける勇者はおらんか!
叫んでも誰も名乗り出ないので、私が勇者になるしかありません。
この時私は鬼の形相で「バッカジャネェノ、××バイイノニ‥クソガァ」とか
今回は娘がいるので心の中で呪詛を吐きまくりながら流しに瓶を取り出して外側を洗い(例の液状化現象のため)その後中の液体と固体を分別します。
色々なものが漬かっていたりしますが、こういうものは賞味期限がわかりません。
捨てようとすると一番いやがられるやつです。寝てくれていてよかった。
そんなこんなで、メインにうつります。
一番使うところなので腹が立つちっさい小鉢やタッパーに残り物がちんまりと入れてあります。奥に押し込まれてしまって見えなくなるともう存在が消されてしまうんでしょうね。
最近の物もカビたものもタッパーの中で液状化しているもの、何か作ろうとしたのか袋の中で液状化したもの、が多数発掘されます。
眉間の皴というのは、ツライ人生の縮図なのです。

考えちゃダメだ考えちゃダメだ考えちゃダメだ・・・
普段実家に来た時に何を食わされているのかなんて・・・

前線で戦う私のもとに、草むしりが終わって眠気より先に酒を飲みたい父がやってきました。
「何かつまみないか」とか言ってきます。
××××× ××× ×××××××
大丈夫です。刺してないです。
私は捨てようと思っていた小鉢のまあ、食べられそうなやつを全部持っていきました。
別に多少腐っていてもいいです。

父は強いので大丈夫でしょう!

袋に入った黒いなにかとかは確認も面倒になってきて
どんどん捨てていきます。
ゴミ袋は重くなるし、行政にも迷惑です。
ほんと最低。
メインの棚を外すと、ピンクの液体が全体に垂れ流されています。
たぶん梅を漬けた時の梅酢、あるいは赤かぶの酢漬けの汁かなにかだと思いますが心を無にして拭いていきます。
普段外さないような本体との間の仕切りを外すと、ヒィィッ!
なぜか庫内にコバエのような虫の死骸が散見されます。
なぜ?
上の段を取り外そうとした時に、何か黒い液体がビシャッと降り注いできました。
うぎゃぁぁぁぁぁ!
泣きそうになりながら床を拭きます。

娘は、すごい・・・私がんばってもこの(汚い)状態にできない
と呆然としています。

でもみなさん、気づいていらっしゃるかと思いますが
ワレワレはまだ野菜室にたどり着いていないのです。

私は午前中の草むしりで体力も消耗しているので、メインスペースが片付いたところで、今日はもういいかな・・・と一瞬思いました。

しかし、そうだ、野菜室がまだだった。
冷凍庫は凍っているからいいとして
野菜室はやらなければ・・
と満身創痍とうとう一番下の引き出しを開けました・・・・

お察しの通り、すさまじいことになっていたわけですが
今夏野菜がたくさん取れるので、食べきれないのはわかるのですが
なぜか、買ってきたナスとかも袋ごと入っています。
取れたナスもあるというのにです。
使いかけの野菜がちょこちょこっと残っていてしおれているので
まず救済する野菜たちを選別し、あとはどんどん捨てます。

相変わらず液状化現象が激しく、選別は困難を極めます。
私のHPも残りわずか。
本当に寝てくれていてよかった。

野菜室の庫内の引き出しは外して風呂場で洗います。
娘と協力して拭き上げ、あとは戻すだけ!
引き出しを開けて奥を覗くとヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ

何かわからないけど、スッゲェキタナイ。
もうやるしかないので、拭き拭き、除菌スプレーも大活躍です。

お母さんはこういう掃除を何回もやってるってこと?おばあちゃんに言いなよ!
と一回きれいになった状態からこんな風にすることが考えられず納得できない娘は私に言いました。

でもね、もうその段階は終わったのです。びっくりだと思うけど、今の状態は昔より全然良いのです。何回も喧嘩したし、片付けや掃除が出来ないなら料理しないでくれと泣いて懇願したのです。

でも出来なかった。なぜなら父がいるからです。母は父軸で生きているからです。恐らくADHDの気があるかとも思います。
一緒に暮らしている10代の私もまた、日々のフォローはできませんでした。
今一緒に暮らせばフォロー出来ます。しかし一緒に暮らすのはどちらかが一人になった時か、もっと老いて生活がままならなくなってからでしょう。

やだもん。というか私の問題だけではないですしね。

だからもう、母に詰め寄ったりはしないのです。
私は実家が酷い有様なのは嫌だし、後で自分が大変だし、私がやりたいから、こうして時々掃除する。両親が死んだら私が片づける。それでいいのです。
だから、今回手伝ってくれておかげで精神的なダメージは半減されて助かったけど、無理にやらなくていいんだよと娘にも言いました。
まあ、そうして汚水桝の掃除したり障子貼ったり、高齢者では大変なところを時々仕事として請け負ったりもするので、winwinてことでいいんじゃないでしょうか。
そうです。いよいよ次のフェーズへ!
月一定期清掃をいくらで請け負おうかしら・・・。

ちなみに父について、なんで言わないのかとか、父にやらせろと思う方もいるかもしれませんが、非常に面倒な人間なのでそこに突っ込んでいっても誰も幸せになれません。そこは回避させてください。
80になろうっていうね。もうね。うふふ。

あぁ、書いてやっと落ち着きました。
本当に昔に比べて私の精神的なダメージは格段に減りました。
これでも。

では最後に。
水のトラブルは焦りますが、自分である程度の事が出来ます。
業者はお高いので気を付けましょう~。


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