校長先生との面談
お友達の力は絶大で、遊んだり、ラインでお話したりすると目に見えて元気になる娘。
すると登校しようかな…という発言が出てきます。
しかし今の娘の状態では、教室で長い時間を過ごすのは大変そうです。
保健室や相談室登校も考えたいところ。
しかし、しかしですよ。そういったイレギュラーな登校の仕方をするには、子供本人が校長先生と面談をしなければならないのです。
現在娘のエネルギーレベルは30%程度(たぶん)。
ホイホイと予約すると、その勢いに引いてしまうのはあきらかです。
調子の出てきた娘は「いつでもいいよ」とかぬかしています。
これがくせもので、後になって気持ちが下がると「そんなこと言ってない」に変わってしまいます。
いつでもいいって言ったじゃん!と私が半ギレすればその時はいいと思ったの!今はムリ!と。
すなわち親に勝ち目はないのです。
もちろん勝ち負けじゃないのですが!
でもでもだって!!!
などと騒いでもどうにもならないので、慎重に様子をうかがい、何度か娘に確認したのち、とうとう校長先生との面談にこぎ着けました。
ながかった~😭
目指すは三学期からの登校!
娘の学校の校長先生は女性です。教育者の長として、母親としても大先輩の校長先生との面談は、私は非常に楽しみなところもありましたが、娘はそうはいきません。
やっぱり案の定思った通り、当日ぐずぐずと無理かも・・と言い出しました。
もう、この当日ドタキャンは、不登校あるあるだと思います。前日までやる気満々で希望に満ちた顔をしているのに!
無理ゲーですよ!
◇◇◇
ふとうこうじがあらわれた!
ふとうこうじは「きょうはやっぱりムリかも」をとなえた!
ははに10のダメージ!
はははかんがえこんでいる・・・
ふとうこうじは「ムリ!ぜったいムリ!」をとなえた!
ははに15のダメージ!
ははは なかまを よんだ!
ちちが あらわれた!
ちちのこうげき!
「サクッと いってきなよ」
ふとうこうじに5のダメージ!
ふとうこうじの こうげき!
「はあ?ぜったいいかないから!」
ちちは みをかわした!
ふとうこうじの こうげき!
「いくなら しぬから」
つうこんの いちげき!!!
ぜんたいに100のダメージ!
ははたちはぜんめつした・・
◇◇◇
母はどれを選べばよかったのでしょう。
1 むりやり おいたてる
2 はげしめに おうえんする
3 なだめ すかせる
4 えさを ちらつかせる
5 ほんにんに まかせる
どれもちがうか・・・
だいたい、いつも全部使っているような・・・^^;
この日、行かないと言った娘に私はあきらめて、行かなくていいと言いそうになりました。
するとそこにやってきた夫が、今日は行ってきなよ。と行く方向に押し戻しました。私は気を取り直し、行くだけでいい。黙っていていい。校長先生は優しいし、何か言われたらうなずいたりするだけでいい。大丈夫大丈夫っ!と、背中をぐぐっと押し、着替えさせることに成功しました!
しかし車に乗った娘は押し黙り、学校についても降りようとしません。
約束の時間になってしまうので、私は焦っています。でもどうにもできません。娘は死にそうな顔をしています。
しばらく私は娘側のドアを開けて、娘が下りるのを待っていました。さらにしばらく考えて考えて、沈黙の時間をすごしたのち、とうとう私は白旗をあげました。「今日は無理かな?行けないなら今先生に電話するよ」
すると、娘はこれまたしばらく考えたのちにゆっくりと車から降りました。書くと簡単ですが、娘は決死の覚悟で降り立ったのだと思います。
私は娘の様子を見つめていました。
私はなぜ、娘に辛い思いをさせているのでしょう。
娘のためになると信じて?
もちろんそうですが、私はこの瞬間、間違いなく、学校と約束したのにそれを反故にすることが嫌だったのです。
娘のことはそっちのけで、先生の手前行ってもらいたいと願っていたのです。
娘が歩き出し、二人で校長室へ向かいながら私は茫然と、つらい思いをさせて何を無駄なことをやっているんだろうと考えていました。
だって、どう考えても今日の校長先生との面談で学校に行けるようになるとは思えないもの。。。
元気になってきたなら、親が背中を押さなければならない。でも面談でこんなに消耗している娘。全然エネルギー溜まってない。これでは面談が終わったとたん、もう学校行かない!行けない!となるに違いない・・・
これで相談室へ登校はムリだ。
やっぱり時期尚早だった。
本人がやる気になるのを待つべきだった。
あぁもうだれか教えて下さい。
どれが正解なの?(育児に正解ないっていうのほんとムリゲー)