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通信制高校退学

ようやく転入が決まりオリエンテーション初日の記事を書いた
次の記事で退学の記事を書くとは、よもやよもや。

初日は行きました。
書類は書きました。
翌日はいけませんでした。

連絡を受けて、私は会社を早退し自宅に舞い戻りました。

部屋にこもり布団にくるまっている息子。
私が部屋に入ると顔を背けて固まっています。
こっち見てよ!
というとぼそぼそと
「・・・・見れないよ、仕事なのに抜けてきたんでしょ。」
顔も見せずに言う息子。

あぁ。

彼は言うのです。学校がムリなのだと。
みんなで一緒に授業を受けるのはもうムリなのだと。
たかが数日間。されど数日間。

自分でムリだと決めてしまったら、そんなの。。。
もったいないじゃないか!!

でも、もったいない人生もまた彼の人生。
無駄とは思わないけれど、もったいない道を行く息子を否定も肯定もできず。

もうこれまでに泣いたり怒ったり励ましたり、諭したり
たくさん私の思いをぶつけてきました。
学校がすべてでもなければ、私が正解を知っているわけでもなければ
正解があるかもわからない。
だって私だってこの人生が初めてだもの。

私は怒ることも出来ず。
何を言っていいかわからず。

だまってしばらく丸まった息子を見つめるしかない。

仕方ない。どうしよう。あれだ。

今私が知っている呪文を唱えるしかない。

それは自分のために。

私は息子が生きていてくれるだけで幸せ
でも、できれば元気でいて欲しい
息子が元気でいられるなら、どんな道でもいい

それだけ絞り出すと部屋を後にし職場に戻りました。

いったい私に何が出来るのでしょうか。





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