一時

「もういいよ来なくて」
感情が分かりやすい友人
電話越しに聞こえた

相手の心情は心にくるもので、いつ攻撃性が芽生えるか身構えている

「やる気ないじゃん」
一時の眠りにより、誤作動が生じたようだ

「あー……」
ごめんという言葉は、苛立っている人に対して、言いにくい
謝るなら行動で示せ、親から常に言われてきた言葉
次、行動で示せる自信が無いから、口が開かない

そんな善良な人間でないことは自分で分かっている
眠たい目を擦って、服を着替える
もう終わるけど行くか、いっその事
何をしたいのか分からないと、よく言われるのは、そういう衝動的な言動があるからだ

やる気がないわけじゃない
前までは、誰より早く来て自分1人で頑張って来たのに、途中から入った人に、私のちょっとしたミスをグチグチ言われるのは気に食わない

言い訳はこの辺にして
責任転嫁のような思考もしまって

もっと頑張ればよかったなんて思わない
私がしっかりしなきゃとか
もう思わない
もう、自分を責めすぎない

自己犠牲の思考を取り除くには、大袈裟に他人と対抗したり自己中心的な思考になればいいのかもしれない
変化は、大きく行きすぎる時がある
考え方も言動も
けれど、安定する前の、一時のできごと