創作は少しくらい縛られていた方がいい。
何でもいいから書いてください。特に制限はありません。
これがめちゃくちゃ苦手です。自由すぎると何をしたらいいのかわからなくなって呆然と立ち尽くしてしまうタイプ。何かしらの制限があった方が俄然燃えます。制限の中でどこまでやれるかワクワクします。
私のnoteの中で明確に縛った自覚のある記事はこちらです。どう縛ったのかは読んでみてのお楽しみ。我ながら結構お気に入り。このように、自分で自分を縛ってもいいけれど、誰かが適度に縛ってくれないものか。常々そう思っていたところで、巡り会えました。
note発のショートショートnoteを使ってショートショートを作る定期企画です。毎週お題が発表されるのでそれに合わせてショートショートを書いてタグをつけて投稿するだけの簡単なお仕事。自分で自分にお題を出してもいいけれど、誰かが適度にお題を出してくれないものか。そんな私にベストマッチ。
お題はふたつ、文字制限はだいたい400、ペースは週イチ。この塩梅が絶妙です。400文字だと原稿用紙にして1枚。140文字のtweetを3回で足が出るのでそんなに長くありません。長くないのでラクなのかと言われると、お題を消化してそれなりの形にまとめあげなければならないので、無駄な単語は使えません。筋肉質な400文字が求められます。毎日提出しろと言われると難しいですが、毎週ならやってやれなくはないような気がします。
早速やってみたのがこちら。めちゃくちゃ楽しかったです。投稿後に他の方の作品もざらざらっと眺めてみました。皆それぞれの解釈でショートショートを書かれていて読むのも楽しい。その手があったかと悔しい思いをするのもまた楽しい。
以前にショートショートnoteを監修している田丸雅智さんがショートショート作成講座的なものをされていたのでその方法に倣って作文しています。せっかくなので作成過程も記録として残しておくことにしました。この手のショートショートの作成は頭を柔らかくする作業でもあるので、数が増えれば、どのようにして私の頭が柔らかくなっていくかの変遷を辿ることができるかもしれません。
今からもう次のお題の発表が待ち遠しいです。毎週これに参加するだけで私が目標としている「毎週ひとつは何か書く」を達成することができるのも嬉しいところ。お題カードは200枚あるらしいので200枚から2枚選ぶ組み合わせの数は19900通り。毎週出すとすると380年以上遊べる計算です。文字通り死ぬまで遊べそう。
あれ? 何だか私でもできそうかも? そう思われた方がいたなら、気軽に参加してみてはいかがでしょうか。縛られたショートショートの自由な世界へようこそ。
余談
かつてデイリーポータルZの書き出し小説に応募していた頃の感覚が蘇りました。ところでまだやってるのかしらと思って調べてみたら第232回を迎えていました。ご長寿企画……! こちらも久しぶりに顔を出してみようかしら。