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PayPayボーナス運用のその先は。

私がソフトバンクの犬の犬ということもあり、キャッシュレス決済はPayPayを利用しています。とは言え、お店への支払いや仲間内への送金くらいしか使っておらず、まだ使い倒しているとは言い難い状態です。

最近、PayPayのサービスのひとつとしてボーナス運用があることに気がつきました。これはキャンペーンなどで付与されたボーナスポイントを使って投資ができるというものです。

投資を始めるにあたっていちばんメンドくさいプロセスは証券口座を開設するところなので、それが不要であることは投資を始めるハードルを大きく下げてくれます。手数料も今のところかかりません。3月24日から100円越えると手数料がかかるようになるようです。

ボーナスポイントしか使えない点もよくできています。私は投資関連の話をするたびに口を酸っぱくして「投資に回していいのは消し飛んでも心穏やかでいられる金額まで」と言っています。ボーナスポイントは自分が出資したお金じゃないので、消し飛ぶ覚悟で気軽に投資に回せる人が多いのではないでしょうか。

ほとんどの人が増えてるぜ! ……この表は見方を注意する必要があります。嘘はついていません。嘘はついていませんし恣意的ではないと信じていますが、たまたま結果的に株価がよかった時期を切り取っているような状態になっているので、注釈2に記載されているよう、将来については何も言えないことを理解しておかなければなりません。

プランもわかりやすく3つからの選択式。黄色の米国全体か青色の米国ハイテクか赤色の米国全体3倍レバレッジか。米国に偏っているな……! それでも堅実にいくなら黄色です。スタンダードです。但し堅実なのは長期投資前提なので果たしてこのサービスが20年も30年も続いているかと言われると、それは株価の変動くらい読めません。所詮ボーナスポイント。存続が読めないなら消し飛ぶ覚悟で短期で青色や赤色を選択するのもありかなぁどうかなぁ。

ボーナス運用はとにかく手軽に投資を始めてみて、上がったり下がったりする投資の感覚を少額で知るためのものですね。その中でPayPay残高が増えたりすると「あれ? もっと投資すればもっと増えるんじゃ……」となりそうな予感。そこに待ち構えているのがPayPay証券やPayPay投信です。なるほど。このポイント運用サービスはそこへの動線だったわけです。やり方がうまい。どれだけの人がこの流れに乗ったのでしょう。

え、私ですか? 私はボーナス運用するなら普通に支払いに使ってその分をいつもの証券口座で私の好きな商品を買えばいいのでは? ということに気がついてしまいました。ボーナス運用はあくまで証券口座を持っていなくて投資をしたことない人が投資をしてみるためのサービスです。

余談
ボーナス運用でどれを選択して味をしめたかによって、その人の投資人生変わりそうな気がしました。怖い怖い。

頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となり次の作品となる。