脳出血レポート-2

倒れてから3週間と2日目、朝起きるとキーボードの記憶が突然戻った。直ってみると　不思議な能力だ　つぎの文字のキーに　すぐに指が行くっていうのは実に不思議

しかし時々　日によって　また忘れる

右手は　朝目覚めるたびに　指の稼働範囲が増えるが　親指だけびくともしない　物をつかめない　触ると右手が感じるが　動いてくれない　一ヶ月から一月半に動かなければ　たいていずっと　動かない　と宣言された

9月9日で一ヶ月　突然親指が5mm ほど動いた　物を持てるようになるかも知れない　歯磨きも　爪切りも　髭剃りも　そしてお箸　パソコン　車の運転も

右足を引きずらずに15分歩けるようになったので　外を歩いてみようと言われた　やっと外の空気と景色　一ヶ月ぶり　さっさと退院して歩いて脱走してやろうかと期待上がったが　150メートルを10分であるいて　もう歩けなくなる　廊下は平だから15分らくらくだが　外の道というのは　ややでこぼこだったり　斜めだったり　坂だったり　平なところってひとつも無かった　それを　脳が判断して　足首だの　膝関節だの　脚の各部の筋肉だの　一瞬に判断してまるで何にもないところのように　歩いているんだ

脳って　すごいことを　まいにち　膨大なことを　しているんだ

脳って凄い　誰が作ったんだろう...

ぼーっとしていてこんなものが出来上がる訳が無い

人間って　誰かが　設計した物ではないのか...

that's it for today
2021.9.12記録