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First Steps International School、良い幼稚園でした

山本です。
早いもので、もう子供が小学生になります。
先月 First Steps International School というインターナショナルプリスクールを卒業しました。インターナショナルスクールに興味のある方々に、どんな学校だったか紹介したいと思います。

インターナショナルプリスクールとは

タイトルはわかりやすさのために幼稚園と表現しましたが、未就学児を対象に外国語による国際教育を行う認可外の教育施設です。

他校のページになりますがこちらでより詳しく正確に説明されています。

インターナショナルプリスクールに入れた理由

夫婦の想いとしては、子供には好きなことで生きていってほしいというところで、親はその選択肢を増やす手助けをしてあげるべきだと思っていまして、まずは英語さえ分かれば世界中に選択肢が広がると思い、インターナショナルプリスクールにしました。

あと、その頃弟は米国の大学を卒業した時で、僕と同じ職種で就職したのですが、その年収が新卒にして僕の3倍くらいあり、アメリカヤベーってなってたことも影響してます。(今は5倍です)

First Steps International School を選んだ理由

家から近くて、延長保育がある、という条件で妻に探してもらい、池袋エリアにあった First Steps と別の一校の授業見学に行きました。

この時後悔したのは、残念ながら通園30分圏内に条件に合う学校が無く、子供にそれなりの通学負担をかけることになり、僕も通勤経路を外れてしまい定期が買えなくて結構損してしまったので、住むところは自分たちが便利な町でなく、学校の多い町を選ぶことをおすすめします。

そして二校を見比べ、どちらも魅力的で悩ましかったのですが、アフタースクールをやっていることが決め手となりFirst Stepsにしました。

First Stepsのアフタースクールは語学力があることが前提なので原則卒業生のみ受け入れていて、アメリカの小学校の教科書を使っているとのことで、語学学校のスタンスではなく日本の指導要領以外の側面からも物事を学べるということが素晴らしいと感じました。また、語学力は継続しないとすぐ忘れてしまうので、小学校以降に学習を継続する選択肢があることは魅力的でした。

また、担任が外国人と日本人の2人制で、1クラス10名程なので、よく見てくれそうだという期待もありました。

インターナショナルプリスクールの学費

どの学校もWebサイトに掲載していますが、大体年100万円前後です。
多くのインターナショナルプリスクールが認可外教育施設で公的助成金を受けていないので高いんですよね。

First Stepsは120万円弱でしたが、夏休みに開校するサマースクールの学費は別で、共働きということもあり給食と延長保育も利用していて、結局200万円ほどかかりました。
夫婦2人とも30代の平均年収程度なので、この負担はかなり厳しかったです。

First Stepsの教育

理念や各学年目標は公式サイトをご覧ください。
理念
1歳児クラス
2歳児クラス
年少クラス
年中クラス
年長クラス

僕の見てきたところだと、校内は英語のみというルールが生徒達にも浸透していて、誰かが日本語を喋るとNo Japanese!と言い合う文化が形成されています。
逆に学校の外ではむしろ英語には触れずに日本語や日本の文化を学ぶべきという考えがあり、宿題は基本的にありません。
この辺はスクールによってアプローチが異なるので検討ポイントになるかと思います。

一つ印象に残った授業を上げるとすると、K3 (幼稚園でいう年長)時にShow and tellという、自分の好きなものを家から持ってきて紹介し、それについてクラスメイトとディスカッションする授業が毎日あり、すでに社会で役立つことを学んでいて羨ましく思いました。

ちなみに日本の小学校へ進学することを前提にしているので、最低限の日本語の授業もやっています。

我が子は3年間楽しく通えていましたが、もちろん相性の問題もあるので、馴染めなくて転校していく方も一定います。
あとはやはり待遇が悪い業種なので、First Stepsも例外ではなく、先生があまり続かなくてよく替わる傾向はあります。この辺は企業努力だけではどうにもならないところでしょうね。

子供はどう成長したか

語学力については、授業参観が年数回あるのですが、K1,K2(年少、年中)の頃は「お〜英語喋ってるすごいすごい」て感じで上から目線で観てたのですが、回を増すごとに上手くなり、K3(年長)の終盤の参観になると、流暢にプレゼンしたりしてて親はついていけなくなってしまいました笑

ちなみに日本語はどうかというと、K1~K2にかけては日本語と英語の境目があまり分かってないので、ルー大柴みたいな喋り方になってて、小学校やってけるんだろうかと思いましたが、今となっては英語と日本語を話し分けるようになっていますし、ひらがなの読み書きもできるようになっています。

小学校受験用の問題の解き方は教えてないので、受験するなら塾は必須ですが、受験とFirst Stepsはノリが違いすぎるので、どちらにしろ難関校を目指すのは厳しいです。

良い保護者たち

子供がクラスに馴染めるかは不安でしたが、他の保護者とうまくやってけるのかもまた不安だったりしたのですが、マウントの取り合いや、お付き合いの強要とかはなく、心地良い距離感で過ごせました。

どんなご家庭がいるかというと、やはり学費高いので、良い職業や地位のご家庭が多くて、視座の高さゆえの面白い話をたくさん聞けました。

僕は学校行事と子供の送りには行っていて、よく保護者の方々と話してただけに、下手すると子供より僕の方が卒業して寂しい気持ちになっています笑

進学先

公立と私立は半々くらいですね。
英才教育タイプのご家庭はまあ私立ですが、のびのびタイプのご家庭は公立のパターンと、我が家のように進学重視でない私立を選ぶパターンもあります。
本当はお金はかけたくないんですが、公立より私立の方が個人の価値観で知識を押し付ける教師に当たってしまうリスクが低いかなと思い、ノリの合いそうな私立を選びました。

総括して

First Stepsや、インターナショナルスクールは、お勧めはしたいのですが、高い学費に見合う効果があったかどうかは現時点でわかることではなく根拠は示せないので、僕らは良い友達や先生や保護者と出会えました、という事実のみお伝えし、結局のところ、子供がフィットするかどうかが一番なので、学校を見に行くことが大事だと思います。

興味持たれた方は授業見学行ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに今年度K1は定員割れしているそうで、途中編入もやっているので、すでに年少さんになっている方も是非。

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