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損切りを考察する
今日のテーマは損切り。
タイトルでもお分かり頂けると思うが、今回も経験談とその考察を書いているが、今回は失敗談。
ざっくり、最初に概要を伝えると、たった1週間で100万円近い含み損を出し、かつ、それを損切りできない、そんな記事だ。
テーマにした背景
先日、株価50倍を達成したベイカレント・コンサルティング。
この株を売却した後、50,000円程株価が下落。
売るタイミング誤ったら約50万円の機会損失だった!
うまく売り抜けたと思う一方で今買ったら、「すぐに値戻しあるんじゃないか?!」そんな、安易な欲にかられて、10月1日に100株購入。
ここから、下落劇場のはじまりはじまり。
テーマにした理由
投資の話をする時に、なぜ損切りが難しいか、人間はなぜ合理的な考え方ができないか、こんなテーマでよく書かれる。
色んな考え方はあるけど、シンプルにまとめると利益を確定するのと、損を確定するのとでは絶対値が同じでも、人間の受け止め方が異なり、損切りに対するバイアスが働き、割り切れないということ。
私の場合、1日で50万円、1週間で100万円の含み損を1つの銘柄で経験したことはなく、自分自身が損切りすべきかどう考え、行動するか、文字に起こすことで貴重な経験をログに残せると思ったからだ。
また、自身のパフォーマンス系の記事はポジティブなものばかりだったので、100万円の含み損というある意味で稀有な体験をしっかり直視して、記事を公開するべきと思ったから。
下落劇場
金曜日に54,900円✕100株=5,490,000で購入して、先週のチャートは次の通りだ。
買った時は気づかなかったけど、一度にこれだけの買い物をしたのは、家、保険に次ぐ3位。
ちなみに、4位は4年前に買った新車でそれでも270万円程度。
ワンクリックで500万円単位の買い物とは・・・金銭の感覚や物差しが狂ってるのは否めない。
そして、購入後の先週一週間のチャートとリアルな私の心の声。
一週間で含み損は▲860,000円だ。
吹き出しにも書いたけど、
10/4(月)含み損▲450,000円「明日には上がるだろう…」
10/5(火)含み損▲630,000円「損切りブレーカー設定しようかな…」
10/6(水)含み損▲945,000円「たった3日で100万円の損失か…」
10/7(木)含み損▲1,080,000円「損切りしておけばよかった~…」
10/8(金)含み損▲860,000円「来週ある程度戻すんじゃないかな~…」
結局、売却がてきない最大の理由は明日は上がるのではないかという期待値が含み損が大きくなるというリスク認識を上回るから。
日々損切りのオプションが出なかったかというと決してそんなことはないけど、損切りすべきかどうだったかは別として、結果的に損切りはできなかった。
考察まとめ
①損切りできない最大の理由は、損を確定させたいからというよりは、明日は上がるのでないかという期待値が上回るから。
②できるとやるには大きな違いがある。
恒大ショックが来たらやばいと思って利確して、そのリスクは決してなくなっていないことは(頭では)分かっている(つもり)。
また、損切りがてきない行動経済学的理論も(頭では)分かっている(つもり)。
だけど、損切りできない自分自身にやはり、人間は合理的な判断ができないと気付いたし、できるとやるには高くて超えられない壁がある。
③損切りできないもう一つの理由は過去の成功体験。
実は、ベイカレは近々に決算発表を控えている。
5年間50倍になるまで持ち続けたので当然ながら、毎回尋常じゃない右肩上がりの増収増益を実現してきたし、その成功体験が私には染み付いる。
ちなみに、冒頭書いた売るタイミングがほぼ完璧だったことも、邪魔する成功体験の1つだ。(分かっているのに笑)
もちろん、過去が増収増益だから将来もそうなるとは限らないと(頭では)分かっている(つもり)。
しかも、それをnoteの記事で言語化するくらい客観視している。
それでもなかなか、売れない、損切りできないのが人間だ。
人間は実に面白い生き物だ。
来週のベイカレントとチャートと自分の判断がnoteのネタ的にはとても楽しみだけど、とにかく、半値くらいに戻して欲しい!