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私と宝塚との出会い

私と宝塚との出会いは、2010年の雪組公演「ロジェ」と「ロック・オン!」。

その公演を観るまでは、よく劇団四季を観ていた。

大好きな役者さんが次々と辞めていき、徐々に劇団四季を離れていき、東宝ミュージカルを退団した役者さんを追いかける為に観ていた。

そんなある日、「宝塚を観に行きませんか?」とお誘いを受けた。

多くの人が「宝塚」と聞いただけで「チケット代が高いんじゃないの?」とか「敷居が高いんじゃないの?」という先入観があると思う。私自身もそうだった。お金持ちのマダムが観に行っているイメージ。あとは、劇団四季でいうと分かりやすい演目が多い。こどもでも楽しめる演目。ファミリーミュージカルもあり、親しみやすい。それと比べると、宝塚は「宝塚」という世界がある。2010年に観るまでに一度、高校生の時に友人から誘われた事がある。その時の私はその先入観があり、誘いを断った。

今考えると、その時の自分に「何故断った!?馬鹿野郎!!」と言いたい笑

そんな先入観を持ちながら、「ロジェ」と「ロック・オン!」を観に行った。

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「ロジェ」はその当時の自分には難しかった。それプラス、宝塚ではトップさんが出てくると拍手。トップさんが銀橋と呼ばれる道を歩くと拍手。そのカルチャーショックもあり、宝塚に慣れるのに必死だった。

「ロック・オン!」はまず、お芝居とショーに分かれている事も知らなかったので、おぉ~!!という感動もあったが、今まで見たことがない奇抜な衣装やかつらに圧倒されてしまった。「これが宝塚か!!」と。

もちろん、カッコいい事はカッコいい。でもハマらなかった。今となったら、「何故ハマらなかった!?馬鹿野郎!!」だ笑。

そのハマらなかった観劇から月日は流れて2015年。社会人になって数年経ったある日、職場の人が月組の「1789」を観てきたという。なんでも、友人がタカラジェンヌで、その子が所属しているのが月組だという。宝塚でフランス革命のミュージカルをしているのは知っていた。私はフランスが好きだ。話せる訳ではないが、大学の専攻はフランス語だった。

「あぁ、観たい。」

とふと思った。思ったらすぐに行動していた。

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5年ぶりの宝塚。行き方も何もかも記憶からなくなっており、当日はドキドキだった。2階のB席で観た。実を言うと、道に迷ってしまい、冒頭は見れなかった…。でも、途中から観てもぐぐぐ!!と引き込まれた。

あれ?宝塚って素敵やん!!お話も面白いし、ダンスはカッコいいし、お歌も上手!!男役さんカッコいいー!!!!!!!

夢心地で帰り、気付いたら次のチケットをポチっていた…。

これが私と宝塚との出会いである。ここから宝塚なしでは生きられない人生の幕開けだ!!

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