アメリカの球団で働いていたころの話
そう、あれはUAEの砂漠の真ん中でひげもじゃ大魔王軍団に囲まれながら、お酒も飲めず、女の子とも遊べず天使になりそうだったころの話です(UAE大学での日々に関してはまたいつか書く)。ビジネスを勉強していた僕は、学んだことをどうにかいかしたくて、そしてアメリカで働いてみたくて、かたっぱしから応募できそうなものに応募していたわけです。最初はNBAで働いてみたかったけど(ずっとバスケしてきたし)、でも競争率が激しすぎたので門戸をめちゃめちゃに開いて応募していた際、マイナーリーグの球団の応募を見つけ、なんと日本人の某著名監督がオーナーをされているということでなんと日本人がいけるような仕組みがあることに気づいてしまいました。僕はぶっちゃけ外でやるスポーツが嫌いで(運動会にいたっては中学生のころ「こんな炎天下の下でやる意味を教えてくれ」と職員室に直訴しに行ったこともあります←今となっては僕の思想は先進的だったのかもしれない)、野球なんてバット握ったことも数数えるくらいしかなかったのですが、野球やったことがないということが逆に審査側に良い?印象を与えたようで、なぜかとってもらえることになり、UAEからほぼそのままアメリカのワシントン州の田舎の野球チームで3か月間勤務することとなった。
まー率直に言って雑用しかしていないわけですが、何がよかったかというと、勝負の世界の厳しさ、そして結果を残さなければお金はもらえないということを知れたことでした。自分の目の前で選手が解雇されていく姿を幾度となく目にしたこと(そして彼らはそれをきっかけにほぼすべての人生を注いできたであろう野球をやめなければいけなくなったこと)は僕の社会人感に多大な影響を及ぼすことになったわけです。
日本人は努力が好きな人種ですが、正直努力なんてどうでもよくて、お金もらっている以上結果がすべてなわけで、努力なんてしなくても結果残しているやつが会社員としては正だと僕は思うわけです(あくまでもお金を払っている会社側の視点。そして社会人としてはまた違った見方をしなければいけないと思う。会社員と社会人は別)。
結果がすべてだと20歳そこそこでしれたことは今の生活にも役立っているし、自分の子供にもそういう視点もあることをどこかのタイミングで教えてあげたいと思っています。