感謝を忘れる

どんなにありがたいものでも、それが繰り返したり、
日常になりかけると、「またか」と心の中での価値が薄れる。
そうやって心がくさるこわさを、すぐれた人間は知っているから、
積極的に「変化」をもとめる。それがなかなかできない。

身近な例えはカレーも3日続けば飽きる。とか。

どこに行くにも新宿駅が起点になると、
新宿という「ものすごい駅」に慣れはじめて
ありがたみがなくなるようなことをふと思った。
大都会新宿に行きたい、と日本中、
いや世界中の人で思ってる人がたくさんいるのではないか、
その新宿がそこにあるのにお前はその輝きをうけとれないのか。
ぎゃくにまた新宿を経由することにうんざりを感じ始めてるのか。
思いあがるな。
新宿というすごい駅をあたりまえのように使える幸運を想い知れ、
とか少し思ったのと、

国際展示場も、個人的に「また国際展示場か」と思うことがあり
作業感が生まれてないかと。
仕事や、家庭、さまざまな問題をクリアして
「ハレの日」に国際展示場に定期的に集う。ひととき、熱量をともにする。
毎回、行けるとはかぎらないし、
毎回行くつもりがある人のほうが少数かもしれないが。
そうやって日常のナニかから抜け出し、非日常、がある場。
そんな偉大な場所も、あまり行き過ぎると「またここか・・・」とか思い始めてる自分がいる。
国際展示場駅からビッグサイトの奥まで行くのに
20分以上は歩く。
催しがある当日はその歩いてる時間もドキドキワクワクなんだけど
20分以上って地味に面倒臭えな、、とか考えれば考えるほど
ツマラナイ自分になっていく。馬鹿が。

そう思うのはけがれたことだと思ってしまうが、
たんに、心がつかれているだけかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!