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【ミニ情報:推定されるレムエルの谷に滞留した当時のリーハイの一行(最小限)】

今日はちょっと本文から離れて、荒れ野でのリーハイとイシマエルの家族がどのくらいの人数だったのか少しみてみたいと思います。 

1.      リーハイ※1  家族の族長
2.      サライア   リーハイの妻
3.      レーマン   リーハイの長男
4.      レムエル   リーハイの次男
5.      サム     リーハイの三男
6.      ニーファイ※2  リーハイの四男
7.      ヤコブ※3    荒れ野でリーハイに最初に生まれた子
8.      ヨセフ※3    荒れ野でリーハイに生まれた末子
9.      ゾーラム    ラバンの元召し使い(1ニーファイ4:35)
10.  イシマエル※4 少なくとも二人の息子と5人の娘の父
11.  イシマエルの妻
12.  イシマエルの長男※5
13.  イシマエルの長男の妻※5
14.  イシマエルの次男※5
15.  イシマエルの次男の妻※5
16.  イシマエルの長女 ゾーラムの妻(1ニーファイ16:7)
17.  イシマエルの娘 レーマンの妻
18.   イシマエルの娘 レムエルの妻
19.   イシマエルの娘 サムの妻
20.   イシマエルの娘 ニーファイの妻
その他にもそれぞれの夫婦に子どもがいました。


※1 エレミヤと同年代(ゼデキアの治世第1年)にエルサレムに生活していました。
※2 ニーファイの姉妹たちの名前はモルモン書に出てきません。その姉妹たちがエルサレムで生まれた姉であったか、あるいは妹であったか、それも荒野か約束の地で産まれた妹であったかわかりません。
※3 ヤコブとヨセフが生まれたのはレムエルの谷であるかどうかわかりません。二人の名前がモルモン書で始めて出てくるのは、バウンティフルを出発する時で、リーハイがエルサレムを出てから約10年もたってからのことです。(1ニーファイ18:7)
※4 イシマエルとサライアは兄弟姉妹の関係にあったとも言われています。(『ルーシー・マック・スミスの書簡』『エンサイン』1982年10月号、pp.72-73参照)
※5 1ニーファイ7:6には、「イシマエルの二人の息子とその家族」を含めて、イシマエルの子どもたちに関する記述があります。それは、彼らには妻子がいたことを暗に示しています。エラスタス・スノーは、預言者ジョセフ・スミスが「リーハイの娘はイシマエルの二人の息子と結婚した」と語ったと書き残しています(『説教集』23:184)。また、後に、ニーファイが家族から離れて出て行く時に自分の姉妹たちに言及していますので、それが、二人のイシマエルの息子に嫁いだリーハイの娘たちであったかもしれません。(2ニーファイ5:6参照)


【ミニ情報:リーハイとイシマエルの血統】

エラスタス・スノーは、イシマエルの血統の重要性について次のように述べています。

「モルモン書を入念に読んだことのある人であれば、ヨセフの家の残りの者たちがアメリカ大陸に住んでいたこと、リーハイが真鍮の版に記された父祖の記録を調べることによって、自分がマナセの血統であることを知っていたことに、だれもが気づくであろう。預言者ジョセフは、リーハイの記録が最初に翻訳され、後に盗まれた116 ページの原稿に含まれていたこと、その抄録はニーファイ自身が記したニーファイ第一書でわたしたちに与えられていること、またニーファイ自身はマナセの血統であることを明らかにした。しかし、イシマエルはエフライムの血統で、彼の息子たちは結婚してリーハイの家族に入り、リーハイの息子たちはイシマエルの娘たちと結婚した。こうして,創世記第48章でヤコブがエフライムとマナセに『わが名と先祖アブラハムとイサクの名とが、彼らによって唱えられますように。また彼らが地の上にふえひろがりますように 』と告げた言葉が成就された。このようにして、マナセとエフライムの子孫はともにアメリカ大陸で増大した。」

(ダニエル・H・ラドロー,”A Companion to Your Study of the Book of Mormon”,p.199)

 


 

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