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筋肉さえつければいい!?

こんにちは
body∞infinity(@body8infinity)の中野です。

今回は皆さんの体に対する大きな「勘違い」「思い込み」の話をしていきます

いきなり本題に切り込みます!
皆さんは
体に痛みがあったり、疲れやすかったり、体力がなくなった、太ってしまった
と言ったとき「筋肉が落ちたから」とか「筋肉は多ければ多いほど良い」という考えをお持ちでないでしょうか?

その考え方危険です!
確かに100%間違っているわけではありません

しかし「筋肉」をつければそれで全て解決するわけではありません!

筋肉の特徴

その前に「筋肉」について少し知っておきましょう!
筋肉には「遅筋」と「速筋」があります。

「遅筋」は、ゆっくり収縮する筋肉で、強い力を発揮することが出来ませんが、一定の力を長時間発揮する持久力があり疲れにくい筋肉です。
筋肉のボリュームはそこまで大きくはなりません。

「速筋」は、すばやく収縮する事ができる筋肉で、一瞬の力(短時間で大きな力)を発揮するときに使われます。しかし、大きな力を発揮する反面、持久力(スタミナ)がなく疲れやすい筋肉です。筋肉のボリュームも大きくなります。

日常生活で使う筋肉

私たちが日常生活で使う筋肉は主に「遅筋」となります

遅筋は疲れにくい筋肉のため、1日中働ける筋肉です。そして、それは「動きの土台」となる筋肉です。

いくら「速筋」があっても、すぐにスタミナ切れを起こしてしまいます

スポーツジムなどで行ういわゆる「筋トレ」はこの「速筋」を鍛える筋肉になります

いくら「速筋」を鍛えても、土台となる「遅筋」が備わってなければ、「速筋」があっても使いきれない!ということになります

一流のマラソン選手で筋肉隆々な選手はいません。身体はガッチリとしてますが、ムキムキではありません。なぜか!?それはマラソンには「速筋」が必要性が低いからです

一方、パワーやスピードを要するスポーツは筋肉が隆々です。こればパワーやスピードを出すのに「速筋」が必要だからです。

しかし、速筋が必要なスポーツでも土台となる遅筋が鍛えられ、いわゆる体の「軸」が定まっていないと「ケガ」につながります

そして「遅筋」は一般的なジムにあるマシンを使っては鍛えにくい筋肉ななります

速筋のデメリット

速筋には先ほど言った「パワーやスピード」に利点はありますが、デメリットとしてその「パワー」がデメリットになる場合もあります。

それはどういったことかと言うと
速肉が必要以上にあるがゆえに、パワーに頼ってしまい「すぐに疲れる・柔軟性が低下する・スムーズさを失う」などが起こってきます

そして、パフォーマンスという点において、特に長く動くスポーツ、日常生活などにおいては、「速筋」は筋のボリュームが増すために、それが「重さ」になってしまいパフォーマンス低下につながる!といった点です

シーズンを通して行うスポーツなどはこの傾向が強くみられます。
シーズンオフに筋トレを一生懸命行い、パワーをつけてシーズン前のキャンプに挑む選手がいます。

最初はパワー・単発的なスピードがついている分、結果は出やすいですが、キャンプ後半やシーズンインすることには、疲弊してしまい結果が出ない・ケガをしていまう選手が多くみられます。特に若い選手にはその傾向があるように思われます。

そして、若い選手でもシーズンを何とか過ごしていくなかで、動きがどんどん良くなってきます。

それは「シーズン中は集中してトレーニング割く時間がなく筋トレをしなくなる」からです
筋トレをしなくなるとどうなるか、筋力は落ちます

しかし、毎日プレーしていれば
プレーに必要な筋力は自然と残ります
そしてプレーに不必要な筋力は低下します

つまり、我々も目標とする動き以外の筋力は不必要であり、単なる「重り」にしかなりません

先ずは「自分の生活の中で何がしたいのか!?」を明らかにし、その目的に向けて、必要な「筋力」をつけていくことをお勧めします!


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