スポーツトレーナーのキャリアプランの構築をする上で知っておくべき社会の仕組み『お金の集まる所に人材は集まる』
皆さんこんにちは。
BodyUpdationの中田史弥です。
私は普段アスレティックトレーナー兼パフォーマンスコーチとして様々なスポーツチームやアスリートに関わって活動をしている傍らコンディショニング普及を目的としたトレーナー派遣事業であるBodyUpdationの代表としても活動しています。
そのトレーナー派遣事業では、、、
1. 弊社ブライトボディの社員であるトレーナーさん達をクライアントに派遣する活動
2. 個人事業主・フリーランサーのトレーナーさん達にご協力をいただきクライアントであるアスリートやチームに業務委託というカタチでトレーナー派遣をする活動
といったことを主に行っています。
言わば、トレーナーとしてスポーツの現場で活動をしたいと思う時にまず最初に迫られる選択
『会社員としてトレーナーになるか』
『フリーランサーとしてトレーナーになるか』
私はその両方の業態のトレーナーの皆さんと日々活動を共にしている身として両業態のメリット・デメリットを熟知しているとも立場なのかも知れません。
もちろん、どちらの業態を選ぶかに正解・不正解はなく、
その人自身が描く理想のトレーナー像になるためにどちらを選択するかということになります。
そうした活動の中で感じることは、我々が派遣をするトレーナーさん達のクライアントに対して提供するサービスの質向上を目的とする講習や社員教育というものは、もちろん最低条件として必要と感じる一方でトレーナーの皆さんのキャリアプランの構築について一緒に考えることの重要性です。
キャリアコンサルティング
私は、BodyUpdationとしてのトレーナー派遣事業を行う傍らトレーナーのキャリアコンサルティングも行っています。具体的なキャリアコンサルティングの内容については、一人一人異なりますのでそれぞのクライアントに合ったサポート内容をパーソナルに考えています。簡単な概要は以下のような内容になります。
自分の理想とするトレーナー像に近づくためにどういったキャリアパスを歩むか
世の中の多くのトレーナーさんは自己投資としてお金と時間を使って資格を取得するために学校に行ったり、知識・技術向上のために講習やセミナーを受けたりしています。そのこと自体はすごく重要なことで自身が提供できるサービスの質向上のために必要なことだと思います。
しかし、それと同じかそれ以上に必要なことは
自分が理想とするトレーナー像に近づくためにどういったキャリアパスを歩むかをしっかりと考える
ということです。そのことを深くイメージして自分の行動として実践できている方々の多くは、数年でトレーナーのキャリアを断念せざる状況になることなく、長年スポーツ現場で活動され一定の地位を確立されている印象があります。
会社員として、またはフリーランサーとしてそれぞれ活動されているトレーナーさん達に真摯に向き合っているからこそ、トレーナーとしてのキャリアプランについてお伝えできることはあると思いキャリアコンサルティングをさせていただいています。
お金の集まる所に人材は集まる
ここからは本題である、スポーツトレーナーのキャリアプランの構築をする上で知っておくべき社会の仕組み『お金の集まる所に人材は集まる』という話に入りたいと思います。普段よりキャリアコンサルタントとしてクライアントさんそれぞれのキャリアプランを一緒に考え構築する際に必ずお伝えしていることがあります。それは、、
お金の集まる所に人材は集まる
トレーナーとしてキャリアをスタートさせて、たくさんの学びをさまざまな人から得たい20代の頃には必ず知っておきたい社会の仕組みです。
やはり大きなお金を生む団体や競技には、多くの優秀な人材が集まってきます。その業界で評価され、多くの同業者やクライアントから認められている人材から学べる環境に自分を置くためには、この原理を理解することが重要になります。そしてその業界を調査・分析をして自分の目指すトレーナー像から逆算をして場所を選定し、その場所で一定期間、有償・無償にかかわらず時間を投資することはキャリアの積み上げには必要なことだと私は考えます。
実際に私もアスレティックトレーナーを目指してアメリカに留学をして大学男子バレー、女子バスケ、女子サッカー、プロサッカー、ユースサッカーアカデミーなど様々な競技や競技レベル、年代の選手達をサポートした経験は今の活動にも繋がっています。
加えてアメリカを目指した一つの理由は、スポーツ大国であるアメリカの四大プロスポーツ(NHL:ホッケー、MLB:野球、NBA:バスケ、NFL:アメフト)の発展とともに大きく先進した最先端のスポーツ医療やスポーツ科学に触れたかったからです。結果的に世界をリードする多くの考え方に触れることができました。
もし私がサッカーのトレーナーを目指していたらヨーロッパに勉強に行っていたかも知れません。その理由は、ヨーロッパのプロサッカーリーグは
ラ・リーガ(スペイン)、プレミアリーグ(イギリス)、セリエA(イタリア)、ブンデスリーガ(ドイツ)など世界トップのプロリーグとして成り立つことで多くのお金や人材が集まりました。その結果、各国それぞれ独自の発展を遂げてきました。今や日本でもよく活用されている試合中の活動量や心拍数のトラッキングなどのデータ解析やバイオメカニクスなどはそうした欧州のサッカー先進国から世界に広まったものです。
私自身の例は一例ですが、今後トレーナー業を生業にしていく上で
どの国でどのスポーツに関わるか
どの競技のどの競技レベルのアスリートに関わるか
どういった資金源の組織・チームに関わるか
といったことを深掘りして考えることは、どなたにも重要だと考えますし
ただ知り合いが居るから
とりあえず指導料(お金)が出るから
有名なチームだから
などの目先のわずかな利益のためが理由で仕事や経験を積む場所を選んでしまうと長期的に自分が成長していくためのキャリア構築は難しいのではないかと思います。
まとめ
今回は
トレーナーのキャリアコンサルティングとは?
BodyUpdationとしてのキャリアコンサルティングについて
キャリアプランを構築することの重要性について
キャリアプラン構築において知っておくべき社会の仕組み『お金の集まる所に人材は集まる』
について解説しました。
スポーツ界で「アスリートを対象にトレーナーをしたい!」という人たちは年々多くなっている印象があります。そしてスポーツトレーナーの需要も世間のスポーツ科学への理解が進むと共に高まっていると思います。私自身、トレーナーという仕事で世界一になったり日本一を経験させてもらい、スポーツトレーナーは本当に夢のある仕事だなと日々感じると共にアスリートの選手人生に関わる事へのやりがいと責任を常に感じて現場に立っています。だからこそ多くの知識を学び、経験を積んで選手の夢を応援できるトレーナーになるために、自らのキャリアの構築について深く考え実践していくことも自分自身の夢を叶えるために必要なことだと私は考えます。
これからも選手の夢を応援していくと共に多くのトレーナーさんたちの夢も応援できる活動を続けて行きたいと思います。
BodyUpdation 中田史弥
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