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健康の極意書『天眞療法』の活用法

私は多様な分野の多くの先人たちからインスピレーションを受けつつ、自然と人間に対する探究を続けて来たが、その中でも特に長い期間に渡って強い影響を受け続けて来たのが、肥田春充(1883〜1956)という人物である。

拙著『天地人々ワレ一体』の冒頭でも触れているが、「人間の可能性」を探っていた私にとって、写真や動画を通じて実在したことが確認できる人物の中で、誰よりもインパクトがあり、魅力的な存在だったのだ。

しかも、春充はその存在や動きを通じて真の健康を体現していただけでなく、自然の理に適った切り口で、その要諦を書き残してくれてもいるのだ。そこに記されているのは、食事の摂り方や自然な姿勢、排泄の重要性について等で、お金も全然かからないし、至ってシンプルな方法ばかりなのである。

特に、春充独特の生命力あふれる文体はそのままに、当時の文語体を読み易く編集し直してくれている『天眞療法:新版 注釈付き』Kindle版(肥田春充著/光祥社)は、各家庭に一冊はあった方が良いと思うほど、健康に関する本質が余すところなく記されている必読書だと、私は考えている。

何かと言うと検査ばかりし、大量に薬を処方し、予防ワクチンを打ちまくる現代医学に疑問を感じている方なら、いちいちその内容に得心するに違いない。ただ、せっかく本書を手にしても、一度サラッと読んでおしまいでは勿体無さすぎるので、今回は、春充の背景情報を交えつつ、私なりの活用法を共有したいと思う。

*本記事は2022年12月2日配信のメルマガ『Happy シンクロ Days♪』Vol.100に掲載された記事をベースに加筆修正したものです。

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