体幹強化には頭蓋骨の可動性が大切
みなさんは、体幹を強化するのに
筋トレばかりしていませんか?
実は頭蓋骨の動きが体幹の強さにすごく影響しています。
体の中心軸の構造は、
小脳虫部という部分で情報処理されているので、
頭蓋骨の動きが体幹の筋力にすごく影響を与えているんです。
今日は、そんな
頭蓋骨の関節を動かして
瞬時に体幹を強くする方法
をお伝えしたいと思います。
トリックと思われがちですが、
実際に体をトレーニングしていく上ですごく大切な要素です。
感覚を掴むのに少しコツがいりますが、
一度出来れば毎日続けていくことで
確実に体幹は強くなっていきます。
頭蓋骨のワークで体幹が強くなる!?
【1-1】 頭蓋骨の構造
頭蓋骨は、たくさんの小さな骨が合わさってできている骨です。
そして、それぞれの小さな骨は
縫合関節と呼ばれる殆ど動かない関節で繋がっています。
頭蓋骨のワークではこれらの関節にアプローチします。
しかし、頭蓋骨の縫合関節が実際に動くのか
というのは未だに議論がなされています。
というのも、人によっては
骨同士が完全にくっついて関節自体が無い場合すらあるからです。
しかし、頭蓋骨をワークする事で頭痛が改善したり、
体幹の筋力が上がったり、良い効果が得られることも事実です。
その理由としては、
《頭蓋骨膜 ずがいこつまく》
という頭蓋骨を包んでいる膜組織が、【脳】自体を包んでいる
《髄膜 ずいまく》
と神経を共有している事があげられます。
つまり、縫合関節周囲の動きを良くすることで、
脳に最も近い神経の働きを改善することにつながるのです!
そして、今回ご紹介する糸状縫合関節は
体の中心に最も近い事から体幹の筋肉との繋がりが
最も大きいと考えられる箇所です。
そして、実際に可動性が上がる事で
体幹の筋力や安定が増す効果を得る事ができます。
【1-2】 矢状縫合関節
たくさんある頭蓋縫合関節の中で今日ターゲットにするのは
矢状縫合関節(しじょうほうごうかんせつ)です。
頭蓋骨のてっぺん。ちょうど真ん中にあるのがこの関節です。
矢状縫合関節周辺は三叉神経の支配領域で、
動かすことで脳幹の「橋」と言う部分に影響がでます。
「橋」は、全身の伸筋群を活性化します。
つまり、ここの動きの悪さは
前屈みの姿勢やの原因になっている可能性があります。
まずは指を左右に動かしてみて
その場所を確認します
小さな出っ張りが見つけられたら
そこが糸状縫合関節です
その左右3 センチ横に指を起きます
動かす時は片側ずつ行います
【1-3】 頭蓋骨のワーク(実践編)
自分一人で行う場合は
体幹の筋力をチェックする代わりに
可動域をチェックしてみます
両手を前に合わせて
左右にひねってみて下さい
左右どのあたりまで動けるのかを把握します
1 軽く顎を引く
真っ直ぐ長い背骨を保って
頭のてっぺんが高くなるように顎を引いてきます
2 耳の真下から、顔を倒す
動かしたい側と逆に頭を倒します
3 そのまま前に首を倒す
首全体を前に倒してきます
4 顎をきつく引いてくる
この時に
さわっている指の下が動くのを感じて下さい
5 顎を引く動作を5回繰り返す
うまく指の下の動きが感じられなかったら
頭の角度を微調整します
また、顎をひいた状態で
「眼を動かす」「唾を飲み込む」
ことで頭蓋骨の動きを作れる事もあります
6 反対側も同じように行う
最後に可動域をチェックして
可動域に変化が起こるか確認します
そして一連の流れで反対側も同じように行います
左右を比べると
「左をワークした時は可動域が広がったけど、
右は何も変わらない」
そんな事が起こる事があります
その場合
良い方だけを自分のエクササイズとして行なってください
最後に
いかがでしたか?
少し難しく感じられるかもしれませんが、
うまくできると体にはっきりとした変化が起こります。
「可動域が広がった!」
「頭がスッキリした!」
「体の軸が安定した!」
そんな効果を感じられたらこのワークが効果的な証拠です。
また、行うのは左右片側でも構いません。
良い感覚を得れる方を自分のエクササイズにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
引用して周りの方にも教えてあげてくださいね。
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