日本人の宗教観
先日、手塚治虫さんの「ブッダ」を読みました。
いろいろ考えさせられますよね。
海外に行く前によく人に聞かされたのですが、
「日本人は宗教に対する信仰心が非常に低い」
と。
実際に自分が海外で生活していて感じたことは
「確かにそうかも。」
という部分と
「でもその考えはなんか違うな。」
という相反すること。
というか
「自分はこの神を信じていて、神は偉大だ」
とはっきり言えることも素敵だし
「何かを信じてるって感じではないけど、みんないいよね」
って感覚も素敵だなと思います。
どっちもいいじゃん:) みたいな。笑
自分はホストファミリーと暮らしていた時、毎週末キリスト教の教会に行っていました。
日本生まれ日本育ち。超一般的な家庭に育った自分はキリスト教徒ではありませんでしたが、教会に行くことに対して抵抗は全くありませんでした。
なんとなく興味があったというくらいです。
この家庭で暮らす上で
家族が集まるイベントをする時はお祈りをします
また
クリスマスには家族で集まって教会に行きます
暮らしの中にキリスト教を信仰することが根付いています。
一方で一緒に暮らしていたトルコメニスタン人のホストブラザーはイスラム教徒でした。
彼は豚肉を食べませんし、
断食をする時期もありました。
では、日本人である自分は?
それらひとつずつの宗教を否定せずに、受け入れるという宗教観でした。
「神道」
は「教」じゃなくて「道」
神の教えじゃなくて、生き方の「道」
多神教でいろんな多くの神(スタイル)を受け入れるスタイルなのかなと。
海外で暮らして気付くことは宗教と文化は密接に関係しているということ。
自分のスタイルに誇りを持つことは大切だけど、それが強くなりすぎて他を許容できなくなったら争いが起きてしまう。
そんな中で日本人の宗教観ってある意味最強です。
日本に暮らしていると神道の考えが日々の暮らしや文化に溶け込んでいる。
多神教であるが故に行為として現れづらいし、絶対的な存在はない。
だから、日本人にとって宗教について考える機会が少ないだけ。
気付きづらい環境にいるだけ。
諸外国の感覚と違うかもしれないけど、とっても素敵なスタイルかなと思います。
漫画を読んでそんなことを改めて考えるきっかけになりました。
この動画は自分が留学して2年目くらいに観たものです。
すごく好きな考え方です。
今日も読んでくれてありがとうございます!
ではでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?