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『ボドゲの鉄人』の収支状況について
お世話になっております。
選抜デザイナーが決定し、役者が揃っていよいよ決戦の舞台が近づいてまいりました。
本番に向けて一気にラストスパートといきたいところですが、その前に大事なお話をさせてください。
それは、ボドゲの鉄人の収支状況について。
早くも「次こそ参加したい」という声をいただいているので、次回開催はもちろん、長く続けていきたいと思っている次第ですが、そのためには収支の問題を無視することはできません。
そして、このイベントが愛されて応援されるようになるには、都合の悪いところに蓋をして隠していてはいけません。
うまくいっていないところもちゃんとオープンにして知ってもらう必要があると思います。
第一回開催後時点の収支状況
2024年6月9日に、記念すべき第一回を開催いたしました。
その際に、制作過程を記録した映像を撮りたいという名目で、協賛を皆様にお願いしていました。
エンドロールにクレジットを掲載するという形でのリターンでしたが、そこに価値を感じて購入していただいたというよりは、応援のつもりで購入していただいた方が多数だったと思います。
お陰様で、BOOTHサイトの手数料を引いた129,679円を協賛金としていただきました。
その節は本当にありがとうございました。
それに加えて、当日のオーディエンスの入場料のバック分を併せた約15万円を予算に充てることができました。
ですが、動画の撮影・編集料に大部分を割いたことと、最初の立ち上げということもありイニシャルコストもかさみ、まだまだ予算の回収には届きません。
約10万円の赤字です。
内訳としては、
・撮影・編集・機材費
・一部の技術者スタッフへの報酬
・部材・道具費
・ロゴ制作費
・副賞制作費
・Tシャツ費
・その他雑費
etc.
この中には入れなかった、ポケットマネーから出したものも数万円はあります。
さらに、かなり破格な値段で撮影・編集をしてくださったので、本来なら赤字はこんなもんじゃ済みませんでした。
ボランティアスタッフの方々にも心より感謝いたします。
動画販売をやめたワケ
収支結果がそうなることは事前にある程度わかっていたので、編集した映像を、当初は販売する予定でした。
その売上で補填できればと考えていたのですが、それ以上に新たな試みとして、「ボードゲームを作って売る」以外のマネタイズを、どうにか構築できないかと模索していたというのもあります。
ですが、編集完了が近づいて配信の目処が立ち、動画販売サイトの比較や登録を検討しているうちに、「果たしてこれで良いのか?」という問いにぶち当たりました。
ボドゲの鉄人が掲げる理念として、「ボードゲームを作るのはおもしろい!を伝えたい」というのがあるのですが、今の時代、課金してまでこの動画を視聴してくれるのは、おそらくコアなボードゲームファンか身内だけになるのではないかと。
利便性や拡散性の観点から、「ゲームデザイナーの姿を広く世に知ってもらう」という本企画の目的を達成することが難しいという結論に至り、この動画はYouTubeで無料配信させていただくことにしました。
▼第一回の動画はこちら
この件について、一部の方に誤解があるようなのですが、「販売開始したけど全然売れないから無料にした」と思われていたようです。
そうではなく、販売開始する前に決断しました。
目先の利益を追うよりも、業界の発展に少しでも貢献したかったのです。
(この記事を書いてる時点では、この動画は再生回数500回も満たないので、説得力はありませんが)
前置きが長くなりましたが、ここから第二回開催に向けてのお話です。
第二回開催に向けて
そんな状態で第二回を開催する事を決めたのは、運営の覚悟でもあります。
私たちは、このイベントを続けなくてはいけない。
ただし、続けていける健康状態にしなくては、ただの打ち上げ花火で終わってしまいます。
そこで、大変恐縮ですがまた今回も協賛を募らせていただきたく、ECサイトのBOOTHにて動画クレジットという形でのリターンを販売させていただきます。
価格によってクレジットの文字の大きさが変わるというもので、正直、購入者のお気持ちだけで成り立ってるものです。
やってる事は、支援型のクラウドファンディングとほぼ同じです。
そこまで理解して購入してくださってる方にこれ以上返せるものがあるとすれば、イベントを成功させて、皆さんの観たい映像をお届けすることしかありません。
映像というのは、前回と同様に制作の様子を撮影し、編集してYouTubeにて配信するものです。
そして今回は、各テーブルに2台ずつ固定カメラを置き、マイクもそれぞれに着けさせたいただきます。
前回は“動画編集”にコストをかけましたが、今回は“撮影機材”および“動画素材”にコストをかけます。
運営側のDIYで編集するので第一回の動画のような派手さは無いですが、しっかりと制作過程を記録することを目的とします。
おそらく今回は一本の動画には収められないので、何本かに分けて配信することになると思います。
今の所の概算ですが、第一回開催時に近い製作費がかかることはわかっています。
つまり、会場のオーディエンス枠が完売しても予算は回収できません。
自分達が勝手にやってることではありますが、もしこの取り組みに賛同していただけるなら、何卒ご支援いただけますと幸いです。
また、今回も一般投票によって選ばれた最優秀ゲームを制作したデザイナーには、池上鉄工様に製作していただいた特注の鉄板を贈呈させていただきます。
加えて、鉄素材では無いのですが別の金属を使ったミニプレートを制作していただきました。
こちらは一枚ずつの手作業になるとのことで限定10枚とし、支援のリターン品にいたします。
![](https://assets.st-note.com/img/1733836525-paTEgtx47WkKVseRufC5ly1O.jpg?width=1200)
下が副賞の鉄板
協賛内容について
協賛金は、撮影費・機材費・部材費・一部のスタッフ人件費等に活用させていただきます。万が一、余剰金が発生した場合は前回開催時の不足分に充てさせていただきます。
協賛金に対する特典は、以下の通りです。
【10名限定】
三千円…特注ミニプレート
+動画内でのクレジット(小)
【一般協賛】
千円…動画内でのクレジット(小)
五千円…動画内でのクレジット(中)
壱万円…動画内でのクレジット(大)
【企業協賛】
三万円…動画内でのクレジット(特大)
※括弧内は掲載する文字の大きさ
※一般協賛は法人名以外ならOK
【注意事項】
イベント終了後に公開する記録映像にお名前(ハンドルネーム)を記載します。
注文詳細の「ショップにメッセージを送る」より
希望名(30文字以内)をご連絡ください。
こちらからもご連絡いたします。
※お名前の記載は12月15日開催分の動画に限ります。
※メールの通知がオフになっている可能性がありますので、BOOTHの通知設定から「ショップからのメッセージ」をオンにしてください
![](https://assets.st-note.com/img/1733836746-2ur8vPYhRDfHQSGOAiz4l7jZ.jpg?width=1200)
▼協賛チケット購入ページはこちら
https://bodotetsu.booth.pm/items/6375662
デザイナーズノートについて
最後に、もう一つ収支に関する取組をご説明いたします。
参加デザイナーのみなさんには事前にとあるお願いをしていて、終演後に今回制作したゲームに関するデザイナーズノートを書いていただく事になっています。
それをnoteのボドゲの鉄人公式アカウントで有料noteとして発信し、その売上を運営とデザイナーとで折半させていただきます。
当日会場で参加した方はもちろん、参加できなかった方や、後に配信する動画を見てその背景に興味を持ってくださった方にご購読いただければ幸いです。
ボドゲの鉄人の公式グッズのようなものになればいいなと願っています。
おわりに
ボドゲの鉄人は、今年始まったばかりのプロジェクトで、ある意味テストプレイ中です。
色んな方のご意見をいただきながら、試行錯誤して最適な形を目指していきたいと思います。
まだまだ至らない点もあるかと思いますが、今後とも何卒応援の程よろしくお願いいたします。
ボドゲの鉄人実行委員会