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ウイングスパンは神ゲーである!!!

ウイングスパンは神ゲーなのでみんなやろう!という記事です。つい先日BGA(ボードゲームアリーナ)にてベータ版が実装されました(まだ日本語完全対応されてはいません)。

ブラウザ上でウイングスパン(Wingspan)を遊ぼう • Board Game Arena

何度も言いますがウイングスパンは神ゲーです!!!

何故か評価が低い

ウイングスパンというゲーム、なぜかネットで記事を探すと評価があまりよくありません。検索サジェストに「ウイングスパン 運ゲー」と出ることもあります。しかしこれはこのゲームに対して理解の浅い人の評価です!

皆様の中にもこのような評価をしている人がいるのではないでしょうか?
●カラスゲー
●草原(産卵)レーンを作った人が勝つだけのゲーム
●赤いカード(他人のアクションに誘発する効果を持つ鳥)が強いだけ

これらの意見は間違ってはいません。しかしこれはこのゲームの一面でありこれを知っているだけで勝てるほど単純なゲームではありません!

これらの意見は
「サッカーはボールを自分チームがキープし続ければ勝てるゲーム」
「麻雀は天鳳を上がり続けた人が勝つ単純なゲーム」
「ドミニオンは鍛冶屋-銀から10ターンで属州を4枚取るだけのゲーム」
とゲームを極端に単純化してつまらないと判断しているようなものです。こういうことを言われても「間違ってはないけどゲームに対して理解が浅い」としか思えません。

カラスは強いけど別に使われても勝てる

ウイングスパンはどういうゲーム?

私の印象は「複雑なパズルゲーム」です。カードを使って限られた手数を圧縮し点数行動できるかが勝敗を分けます。そして今あるカードで展開するか新たに引きに行って打開するかを常に求められます。カードプレイによる点数行動自体も産卵レーンというわかりやすい強行動と常に比較され、それより強い点数行動が求められます。

とてもやりがいがあり実力が問われるゲームです。勿論運の要素がありますがだからこそゲームの理解度が勝敗に如実に現れます。決して運ゲーではありません。

ちなみに私自身のウイングスパンの実力はかなりのものと自負しています。オフラインでの3~5人戦では過去10戦以上の試合で1,2位以外取ったことがなく、Steam版の3人戦最上位卓では1位率は75%以上、現在11連勝中です。このゲームが本当に運ゲーであればこのような成績は不可能でありしっかり実力が出るゲームであることがわかると思います。

まずは全拡張入りのウイングスパンをやろう!

ではなぜ評価が低いのか?実は最初に出たウイングスパンの基本セットはプレイ感が渋くそれが理由と考えています。また普通にプレイするのが渋い割に一部カードがお手軽に強いのでそれらのカードに対する悪印象がそのままゲームの評価に繋がっているようです。

これまでウイングスパンは「基本セット」1つと「欧州の鳥」「大洋の鳥」の2つの拡張が出ています。まずはこれら全てを混ぜた全拡張環境でウイングスパンをプレイしてみることをお勧めします。特に「大洋の鳥」の拡張で追加された花蜜要素は、プレイ感を軽くし手軽にかわいい鳥達を並べて拡大再生産できるようにしてくれます。

欧州環境(基本+欧州を混ぜた試合)と大洋環境(全拡張を混ぜた試合)はかなりプレイ感が違います。どちらも良い面/悪い面があるのですが大洋環境の方が今風です。欧州環境は2000年代ボドゲ(アグリコラなど)に近いプレイ感ですが、大洋環境は2010年代ボドゲ(テラフォーミングマーズなど)に近いプレイ感です。

昔このゲームを見限った人も今から始めようと思う人もまずは全拡張入りの環境を楽しんでみてください。残念ながらまだオンラインで全拡張環境で楽しめるプラットフォームはないためお近くのボードゲームショップで遊んでみることをお勧めします。拡張を入れることで鳥カードの種類は増えますがこのゲームは引いたカードの効果を把握するだけで大丈夫です。

ボードゲームも飽和してきた昨今はやっぱりプレイ感が軽くて楽しいはちゃめちゃゲームが好まれているように思えます。そんな中で欧州環境のウイングスパンがちょっと魅力に欠けるのは事実で、全拡張入りの大洋環境こそ最初に遊んでほしいです。私も大洋環境からこのゲームに出会えたことは幸運でした。

拡張なしこそ上級者向け

ちなみに拡張なしのウイングスパンや「欧州の鳥」までのウイングスパンは上級者向けです。現在SteamやSwitch、BGAで遊べるウイングスパンは全てこの上級者向けの環境です。もし全拡張入りの大洋環境で慣れてきた人は一度やってみると面白いと思います。

この環境の方がゲームとしての完成度が高くより実力が勝敗に現れます。カードパワーの差が少なくちゃんとパズルを解いた人が勝てるゲームです。私も全拡張入りの大洋環境より拡張なしや「欧州の鳥」までの欧州環境の方が勝率が高いです。

その代わりプレイ感はかなり渋いです。やりたいことがなかなかできず諦めることの多いゲームになります。逆に全拡張入りの大洋環境は大体のやりたいことができて今引きで簡単に逆転しうるのでパーティ感が強くなっています。

どちらにも良さはありますがやはり最初は全拡張入りの大洋環境をお勧めします。

まとめ

ウイングスパンというゲームにのめり込んだのは半年前ですがそれまでの私はカラスゲー、赤カードゲーという印象をこのゲームにもっていました。その時は浅いプレイヤーだったのでやはりこのゲームは少し触っただけではそのような印象を抱きがちだと思います。

最初に挙げた印象は全て昔の私が抱いていたものでした。しかし今は以下のように変わっています。

●カラスゲー
→カラスだけでは絶対に勝てない。現に欧州環境、基本環境ですら何度も勝っている
●草原(産卵)レーンを作った人が勝つだけのゲーム
→作るのが難しい。勝ち筋の一つでしかなく作らずとも勝てる。
●赤いカード(他人のアクションに誘発する効果を持つ鳥)が強いだけ
→勝因になることもあるが常に勝因になるわけではない。茶色(起動効果)や白色(プレイ時効果)のカードが勝因になることもある。

このゲームはちゃんとやり込む価値のある最高なゲームの一つです。ある程度運要素がありつつもちゃんと強くなれば出来ることが増えて楽しくなる、やり込み甲斐のあるボードゲームです。是非皆様も遊んでいただきたく存じます。


ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。

ただ何もお返しがないのも心苦しいので記事の内容には関係のないウイングスパンのことを書こうと思います。
ウイングスパンのゲーム開始時の画像を張りますので、有料部分にどのように考えてどのような試合展開にするか、私なりの答えを記述させていただきます

3人戦1番手
ボーナスカード
トレイのカード
餌箱

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