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【テクニカルシリーズ#2】ウミガメの習性【ドミニオン】

ドミニオンの実力差が出やすいカードを解説するシリーズ、今回はドミニオンが複雑になった習性システムからウミガメの習性です!

すこしわかりにくい効果ですがアクションカードを脇に置いて次ターン開始時に脇に置いたアクションを使える習性です。特筆すべきはその脇に置いたカードを使う際にもう一度習性を適用すればまた脇に置いてさらに次のターンに回せること。自分の都合の良いターンにカードの効果を適用できるようになります。

習性はアクション使用時に毎回選択肢ができるためドミニオンが複雑化します。そのためそもそも実力差が出やすい要素です。その中でもウミガメの習性は自由度が高く実力差が勝敗に如実に現れます。

適切なタイミングまで待てる

ドミニオンのカードは使うタイミングによって出力が変わるカードが多いです。手札に他のアクションが無い時の村などが代表的ですね。他にも捨て札がないと弱い山村や開拓者も使いタイミングを選ぶカードといえます。

これらのカードを強いタイミングまでウミガメの習性で脇におけるので普段より出力が上がります。宝の地図を揃える芸当も可能です。ウミガメの習性はアクションを好きなタイミングで使えるというシステムを追加するため普段のドミニオンよりも強い動きが可能です。ウミガメの習性と出会ったらまずは相性の良いカードを見つけるのが大事です。

ターン開始時での使用はとても強い

引き切り構築をしたときに余ったアクションカードをウミガメの習性で脇に置くことで事故率を下げることができます。こうして脇に置いたカードはターン開始時に使用できるのですが、このターン開始時使用がとにかく強いです。

ドミニオンの引き切り構築においてターン開始時の初期手札が5枚しかないというのは大きな制限になります。初期手札5枚の中に初動のためのカードを引き込むために普段はデッキをかなり作り込まなければなりません。しかしウミガメの習性でターン開始時にドローや+アクションを適応することでこの初動が驚くほど安定します。

このおかげでデッキの作り込みを普段より節約できて手順が省略でき、事故率が下がるため運による逆転が起きにくくなります。これが実力差が出やすい一因です。ウミガメの習性がある場はそれを活かすことで効率の良いデッキ構築ができるのでうまく生かせるようにアクション権を増やすことは普段よりも大事です。

アクションカードを圧縮できる

ウミガメの習性は脇に置いたカードを常に脇に置き続けることで山札から除外できて圧縮できます。使い終わった廃棄カードや相手から押し付けられた廃墟カードをウミガメの習性で脇に置けばデッキ圧縮ができてデッキ強化に繋がります。

他にも初期デッキから入っている共同墓地や取り合いになって数がかさむ旗手、森の迷子状態となった愚者など脇に置いたままにしたいカードはたくさんあります。これらが使いやすくなるのもウミガメの習性の利点です。

【重要】そんなことよりビッグターンを作れ!

これまでの話はウミガメの習性を使っていれば簡単にわかることです。しかしウミガメの習性が実力差が出やすい最も大きな原因はビッグターンを作れることだと思います。

ドミニオン二人戦限定の話ですが二人戦ではゲームを終わらせた方が勝つゲームです。1ターンだけでもよいのでとても強い動きをして属州枯れや三山終了でゲームを終わらせれば勝てるのが二人戦です。

ウミガメの習性はその強いターン、ビッグターンを作るのに大いに貢献します。つまり勝ち筋の一つになるのです。これを意識して構築するかしないか勝率は大きく変わってきます。ここが実力差がでる一番のポイントだと思います。

単純な便利カードというだけでなくならず者や凱旋のように勝敗に直結するカードという認識をウミガメの習性に対して持つべきです。この習性を使って準備し如何にビッグターンを作って勝つかまで想定できて初めてこのカードをマスターしたといえるでしょう。

ドミニオン二人戦は終わらせ方が大事という話はよくしていますがウミガメの習性は終わらせ方に大きく影響するカードです。しっかり想定してウミガメの習性を使って勝った!といえる試合をしましょう。

色々な使い方があって想像力が大事

ターン開始時に使用することで場に出ているときに効果を使用できるアクションとの相性が良いです(例:追跡者、貸し馬屋)。

鍛錬や誘導で+1カードトークンや+1金トークンを付与したカードをウミガメの習性で脇に置いておくとターン開始時にその効果を適用する前にトークンの恩恵を受けて、その後脇に置くを選択すれば延々と+1トークン系の恩恵を受けられます。

カードをプレイできる効果を持ったカード(牧羊犬のリアクションや技術革新)はタイミングを選ぶことが多いですが、ウミガメの習性で脇に置くことを選べばすべてのカードが適切なタイミングで使用することができます。

橋や庭師などまとめて使うと強い系のカードを沢山脇に置いて一気に並べることでワンショットキルを狙うことができます。

玉座の間系とウミガメの習性の相性はとてもよく玉座の間系の強いけど発動しにくい効果を十全に使うことができます。

などなど色々な使い方があります。正直このカードも使うときは定石にとらわれずにその場での想像力が大事です。

まとめ

ドミニオン複雑化の大きな要因となった習性ですがその中でもウミガメの習性は群を抜いて複雑です。カードによって色々な使い方ができてその出力も大きいので実力差が出るのも納得のカードとなります。サプライに出たら知識と想像力を総動員させて悪用するようにしましょう。


ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。

ただ何もお返しがないのも心苦しいので記事の内容には関係のないドミニオンのことを書こうと思います。
サプライの画像を張りますので、有料部分にどのように考えてどのような試合展開にするか、私なりの答えを記述させていただきます。

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