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問題になる宗教、ならない宗教@2023/3/5

どうも、おっさんです。

何かの宗教に入ろうとしている人が、どれかを選ぶとして、どういうやつが問題になりにくいのか、問題になりやすいのか、というのを考えてみたいと思います。

こちらの記事を受けての続きの話になっています。


信者数が多いか少ないか

いきなり結論なんですが、突き詰めると、ここに行きつくと思います。信者数が多い所に入れば、問題になりにくいと思います。その「多い」というのも、一見多そうに見える、ではなくて、他と比べて、ということです。信者数を盛るというのは、どこもやってると思うので、他と比べないと、多いのか少ないのか分かりません。

なぜ信者数が多いと問題になりにくくて、少ないと問題になりやすいか、というと、結局の所、信者が少ないと、お布施や信者数を増やすニーズが特にあるから、です。それが問題を起こす原因になると思います。

信者がある程度集まると、みんなが一斉に集まるための場所(礼拝所、集会所)が必要になったりします。そこにお金がかかります。そういう大規模な礼拝所や集会所は、一度、手に入れてしまうと、その後はずっと使えるので、信者数が増えて、そういう施設を既に手に入れたような大きな団体なら、それほど無理してお金を集める必要も、人を集める必要もなくなります。これが、宗教団体に余裕を持たせます。

だから、今、メジャーな宗教も、マイナーだった時は、色々、無理なことをしてたと思います。新興宗教には確かにリスクがあると思いますが、それは新興なら、どの宗教も通った道と思われます。今、メジャーな宗教が正統で余裕があるように見えているのも、結局の所は、先行者優位性や、それによる資金量の優位性によるものだと思います。宗教の正邪(のように見える部分)も、結局はお金次第ってことです。今、問題を起こしてる宗教も、信者が物凄く多くなって、お金に余裕が出てきたら、違ってくるかもしれない、ってことです。

そういう諦め(もしくは公平性)も持った上で、それでも、なお、問題になる所は避けたい、とは、やはり考えるとは思います。

要するに、宗教って、世界や宇宙、人間、人生についての一貫性のあるビジョンを示してくれればいいわけで、それさえできていれば、問題を起こす所よりは、問題を起こさない所のほうがいいに決まっています。それを簡単に判断できるのが、宗教団体の規模ってことですね。ネットでググれば出て来ると思います。もちろん、他と比較してください、というのは、既に書いた通りです。

勧誘されて入るケース

勧誘してくる宗教というのは、お金や信者を特に増やしたいフェーズにある新興宗教である、ということです。つまりは、避けたほうがいい、ということになりますね。

ステルス勧誘で入るケース

一見、勧誘とは分からないようにして、何かのサークルに入ってしまい、後で宗教だと分かるケースです。こういう手法で入ってしまった場合、友達や仲間だと思って信じて入ったため、なかなか抜けづらいというのはあるとは思いますが、良い宗教だと思って入ったわけじゃないので、キッパリ、抜けたほうがいいですね。もし、どうしても、入りたいなら、少なくとも、いったん、抜けさせてもらって、頭を冷やしてからにしたほうがいいと思います。まぁ、それがなかなか抜けさせてくれないのでしょうけど。。

宗教の系譜を確認する

分派してできた宗派は、元の宗派と何が違うのかを調べます。違和感のある違いなら注意します。

具体例1:エホバの証人

エホバの証人はキリスト教系のやつですが、他のメジャーなやつとは結構違ってて、イエスは神ではないと言ってたりします。でも、無宗教の一般人の立場で考えたら、それは当たり前の話です。その点については、エホバの証人は割と当たり前のことを言ってるに過ぎない、という捉え方もできます。しかし、他のメジャーな宗派だと、イエスは神なのです。実はメジャーなほうが、無宗教の一般人から見たら、ぶっ飛んでいるのです。地球上に実在した人物が神だというのは、オウム真理教の麻原彰晃や、幸福の科学の大川隆法が神だと言ってるのと、あまり変わらないです。

エホバの証人がメジャーな宗派と違った教義を持っているのは、エホバの証人ができた当時、ヨーロッパから渡って来た、プロテスタントの人たちが、自由な場所で宗教について自由に考え始めた時代で、完全に自由だったんで、自由に考えまくった結果、それまでのキリスト教主流派から、特に遠い位置付けになる宗教になった、ってことだと思います。エホバの証人以外に、主流派からそこそこ離れた宗派ってのも、色々あると思います。エホバの証人の場合は、主流派と異なる教理を採用しまくった結果、特に遠くなったってことです。

そういうわけで、エホバの証人は、マイナーなので、それで、信者集めのために日本でも布教をがんばっている、ということなんだと思います。

最後に、一応、補足しておくと、エホバの証人は、「輸血禁止」の話を除けば、統一教会よりはマシだと思います。教理は主流派と違いますが、統一教会みたいに金儲け主義に陥っていたりとか、信者に自殺させたりとかいうような極端なカルト状態に陥ってるわけではないと思います。ただ、ルーキーじゃなくて、ちゃんと信者として入った場合、色々、ルールが厳しくて、やっちゃいけないこと、やらないといけないことが多いと思います。特に輸血禁止とか、伝道活動(勧誘)をたくさんしないといけないってのが、一番大きいと思います。

具体例2:顕正会(けんしょうかい)

先日も書きましたけど、ここは日蓮宗の一派の日蓮正宗(しょうしゅう)から分派したやつで、同じ日蓮正宗系の創価学会と対立しています。ここも、信者を増やしたいフェーズであり、勧誘を積極的にやっていると思います。

創価学会や日蓮正宗との違いは、国立戒壇(こくりつかいだん)を目指すかどうかです。つまり、日蓮宗の国教化を目指すかどうかと言っても、ほとんど近いと思います。目指すのはいいんですけど、実現するのは無理でしょうね。政教分離原則が受け入れられた世の中なので、今さら、国教なんて無理でしょう。時代錯誤過ぎますね。

でも、日蓮さんは、それを目指していた、というのは確かにあって、それを守っている、という意味では筋は通っています。とは言え、時代が変わり過ぎました。

具体例3:親鸞会

菊谷さんのYouTubeは結構良くて、なんやかんやで今も見てはいるのですが、所属組織の親鸞会というのは、少し注意は必要かなとは思いました。ステルス勧誘をやってた経緯がある、というところです。もしかしたら、菊谷さんもやってたのかもしれません。瓜生さん(うりゅう/浄土真宗大谷派)の動画を見た感じだとやってたように聞こえました。まぁ、今はYouTubeの時代なので、そのようなことをやる必要性は減っているので、過去の話かもしれませんけど、抜けようとした時に抜けられないかもしれない、というのもあるようなので、それなりの覚悟を持って接したほうが良さそうには思っています。

教義の内容的には、本願寺派や大谷派などメジャーな宗派と、どこが違うのか、私も、まだ、よく分かってないのですが、ググったら、こんなページが出てきました。それによると、肝心な所をなかなか言わないっていう特徴はあるようです。まぁ、答えを言ってしまったら、それ以上聞く必要がなくなるので、なるべく引っ張ろうと思ったら、そうなるであろう、ということは想像に難くないです。他にも、ルーキーに核心の部分を言うのは早くて、積み上げが必要っていうのもあるとは思います。他の宗教でもありがちな話かもしれませんけどね。。

まぁ、やはり、イヤになったら、離れるという自由を担保するためにも、メジャーな宗派のほうが無難かもしれません。

具体例のまとめ

具体例は私が関心を持ったやつをチョイスしただけです。

個人的には、エホバと顕正会と親鸞会だと、顕正会が一番、賢くなさそうな、そんな感じはしてしまっています。やっぱり、日蓮系は政治的な文脈の話が多くて、宗教団体なのに、意外にも、地に足が付いてて、それで、俗っぽい感じがしてしまうのはあるかもしれません。ある意味、普通の人(俗人)の感覚に近いと言えば近いです。ただ、視野は凄く狭くて、ご利益があったとか、死に顔が白かったとか黒かったとか、これから悪いことが起きる!とかそんなことばっかり言ってるイメージです。

その点で行くと、エホバの証人や親鸞会のほうが、教義について、もうちょっと突っ込んで考えてるイメージです。特にエホバの証人のほうは、やはりキリスト教系なので、聖書っていう2000年前から確立した教本があるので、理論武装はかなりしてる印象です。

親鸞会はネットでの勧誘にシフトしてると思うので、自分が見に行かなければ、関わる機会はほぼ無いでしょうね。ある意味、自業自得なので、もし、トラブルになっても、納得感は一番あるんじゃないですかね。

おわりに

もっと書けたような気もしますけど、疲れたので、このへんとさせて頂きます。宗派別の信者数のランキングは後日用意してリンクします。だいたいのやつなら、そのへんに出回ってますが、もっと細かいやつです。

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