おこなう側 と 受ける側
思うところがあり、先日「試験」なるものを受けた。
小論文・筆記試験・面談。
合否をかけた、まともなやつ。
試験開始まで、まだ時間がある。
何だか、始まるまで落ち着かない。
待っている間はちっとも時間が過ぎない。
鼓動が速くなるのを感じる。
こんな感じは、ずいぶん久しぶりだった。
*〜*〜*
私は一昨年頃より、訪問看護ステーションの採用にも関らせていただいていており、昨年度は50名程度の看護師さんの採用面接をおこなった。
今年度も、入職希望の看護師さん達とお会いしている。
私は面接担当者として、面接に来られた方に質問をする。
「どうぞ、おかけください。」
「お名前をお願いします。」
「応募理由を聞かせてください。」
*〜*〜*〜*〜*〜
だけど今回は、私が質問され面接を受ける側だった。
「どうぞ、おかけください。」
「受験番号と名前をお願いします。」
「志望理由を聞かせてください。」
緊張の中、面接は進んでいった。
緊張で、伝えたいことの半分くらいしか話せない。
その中で面接官の方が、私の話を「うんうん」と相づちを打ちながら、聴いてくださった。
「それは、◯◯◯ということですね。」と私の言葉を繰り返し、確認してくださった。
相づちや反復はコミュニケーションの常識で、私も普段面接の時には行っているし、些細な事と思っていたが、これには本当に救われた。
面接が終わってからも、
質問の意図はなんだろうか。
私の考えは相手に伝わっただろうか。
もっとこんな風に言えばよかった。
頭の中を同じ考えが何周もめぐった。
*〜*〜*〜*〜*〜
面接をおこなう側と、面接を受ける側。
立場が違うと、こんなにも違う。
改めて体感した。
分かっているつもりだったけれど、鈍感になっていた。
「私と話ができて良かった」
と思ってもらえるような、後味の良い面接を心がけたいと思う。
色んな気付きのある1日でした。
疲れた~~。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?