「お母さん、私、覚悟できたよ。」
「お母さん、私、覚悟できたよ。」
娘の答えは、即答だった。
そして、その言葉は明快で迷いがなかった。
いや、むしろ覚悟ができていないのは、私の方だった。
しない方がいい理由。
選ばないことでの利点。
安全安心な道を歩いて欲しい。
そんなことばかり、思いつく限り探していた。
「とてもいい考えだけれど、大丈夫だろうか。」
「もう少し、良く考えた方が良いのでは。」
「チャレンジも必要だけど、確実なところを目指した方が安全では…。」
ー心配だからー
ー幸せになってほしいからー
親心は、「親にとって安心」「親にとって満足」なだけで、
結局、子どもにとっては「足かせ」にしかならないのかもしれない。
多分、この想いは、これからも親である限りずっと続くのだろう。
*~*~*~*~*~*~
「動物のお医者さん」になりたい
それが、娘が決めた将来の目標だ。
高校3年になってから決めた目標にむかって、8か月間、とにかく娘は突っ走った。
昨日は入学式。
娘は「動物のお医者さん」を目指して、そのスタートラインに立ったばかり。
行きなさい
生きなさい
いきなさい
あなたが思うところへ
あなたが思うように
あなたの人生を
あなたの為に
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