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娘のアルコールデビュー

20歳になった娘は、初めて友人宅で家呑みをし、昨夜は夜遅く帰宅した。

2年前、コロナ禍の中の大学受験。

1年前、オンライン授業がメインの大学生活。サークルはほとんど活動なし。
飲み会も、打ち上げも、サークル活動もほぼ無縁の1年だった。

2年生になって、ようやく対面授業に切り替わった。
口頭試問が終わったら、友人たちと「夕飯を一緒に食べよう」ということになったらしい。

「お母さん、私、20歳になったから、アルコール飲んでも良いんだよね?」

娘が出かける前に言った言葉は、1日中、私の仕事の邪魔をしにやってきた。

そして夜になった。
今週は結構イレギュラーなことが多かったから、ホントは早く寝たいはずなのに、娘の帰りが気になって寝ないで待っている私。

私自身はアルコールに弱い方ではなく、学生の頃から結構飲む機会も多かった。
そういえば、飲んでいるとき、私は親のことなど微塵も考えたことなどなかった。
遅く帰っても、母はいつも起きていた。

30年以上経て、帰りの遅いわたしを母が寝ないで待っていた理由がやっと分かった気がした。
これこそ、『親の心子知らず』

私「何を飲んできたの?」
娘「えっと、〇〇〇〇と〇〇」

・・・・私が家でよく飲む、お決まりのシリーズだった。
それが『似たもの親子』ということか。。

まぁ、そのうち一緒に飲もうよ。
お付き合いくださいね。

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