「お母さん、俺、『夢は何ですか?』と聴かれても、夢なんかないわ。」
今回は私の3番目こども、次男の話。
4月から中学3年になる次男は、この頃、表情がさえない。
塾から帰宅し夜遅い1人夕飯を食べている時、斜め向かいに座って新聞を読みながらコーヒーを飲んでいる私に向かって、急に話しだした。
中学校で、中学3年生・高校受験を迎えるにあたっての学年集会があったそうだ。
先生から、
「高校は、皆さんの将来の夢を叶える途中の過程です。皆さんの将来の夢は何ですか?」
そう言って、記入用紙を渡されたそうだ。
息子は困って、先生に
「僕は夢がありません。」