記憶のひきだし
すきなものを集めたら、とりあえず引き出しにしまい込みます。
記憶もいっしょにそのものたちに魂のようにきざみこまれています。
ぼくたちの魂は太古の昔から引き継がれているのでしょうか。
時に恐竜時代の記憶があるような錯覚をかんじることがあります。
それは、もしかしたら錯覚ではなく、本当の記憶なのかもしれませんね。
ながい間、宇宙空間をただよっていたように感じています。
最近は潜在意識の深い旅をしています。
顕在ノートに書くのではなく、
潜在ノートの書き換えを意識的におこなうようになりました。
強い意識のもとに書き換えの訓練をします。未来のために。
いまの自分を意識的に「幸福」にするためなのです。
記憶のひきだしをひらくと、過去のガラクタと宝物がでてきます。
実はがらくたなどなく、たからものと深い意識の石垣のもとでした。
好きなことをしていたら、いつのまにか歳をかさねていました。
半世紀をいきてきて、父が旅立った歳を超すと、ひかり輝く道にでました。
からだもかるくなり、色めがねもはずしました。
まぶしい太陽と、あかるい月を愛でながら、新しい道をあゆみます。
しらない岩礁もあるでしょう。
ときには風もふくでしょう。
高い波の海をゆき、深い森にまようかもしれません。
羽をまとった龍のように、玉をさがす旅にでましょう。
小さな玉手箱に、玉をあつめていくのです。
限界はありません。無限にある夢の玉を、ひとつずつ。
記憶のひきだしからは、知恵と勇気を。
賢人たちの知恵をあつめた書物たち。
新しい旅がはじまるのを心待ちにしています。