風がはじまった日
いま窓のそとで風が通り過ぎました。
ふと思い出したことをつづります。
スコールがはじまった日をみたことがあります。
インドネシアのカリマンタンを訪れた日。
「昨日までは穏やかだった」と現地の人はいいました。
空港からお宿に向かう車が止まってしまって、動かなくなりました。
一時間ほど雨の中、車に閉じ込められて道行く人をみていました。ゆっくりと車が動き出して、ようやく原因がわかりました。風雨で木が倒れ、道によこたわっていたのです。村人と通行人とドライバーが協力して、倒木を片付けてくれていました。
「きのうまでは穏やかだたったんだ。きょうから雨季だね。」
風がふくのは突然に。
桶屋が儲かるかどうかは、わかりませんけれど(笑)
「風の時代」に風がふくのは当たり前かもしれません。
それが本当なのかどうなのか、よくわからないのですが、そうだと思っていれば、風もこわくなくなるのかもしれません。
どんな風がふくのでしょうか?
あんな風こんな風そんな風?
東風(こち)ふかば そらをみあげよ あめふらし
どこもかしこも 春のひかりぞ
梅の季節でございます。
おそまつさまでございました。
これから風がつづきそうです。桶のご用意を。
お気をつけて、いってらっしゃい♬