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ギャラリーに行きました

ちょうど1年くらい前に多摩美の卒業制作展を見に行きました。

とても面白く観てきたのですが、卒業制作展にお誘いしてくれた学生さんが今年は個展を開催するというので、またお邪魔してきました。

個展を開いている石井さんとは美術館ボランティアをしていた時に知り合ったのですが、このボランティアでは沢山の刺激的な人達と知り合うチャンスがあり、また仕事では学べない知識や面白さを知ることができて、大変だったけれどやって良かった活動でした。

わたしが訪れたのは雨の日曜日だったので、ギャラリーは空いていてご本人に制作について聞くことができました。(雨が上がると人が増えてきてました。)

《【「山」的でないもの】[Ⅰ]》2022年
今回の展示のスタート的な位置づけの
作品だとか。


《開放的な部屋にいる女性たち⋯【である絵画】》2023年
卒展で観た作品。ラップフィルムでできているので展示場所に合わせて印象が変わりました。
前は窓に展示してあって光や背景を透かして鑑賞したけれど、今回は色やかたちが際立つ展示。


《貫通した【か】色彩で拡張した》2024年
木枠がわざと傾けてあり下の中央あたりで
ピンポイントで接地しているのが面白いです。


搬入・展示も自分たちで行うので大変だったとか。


ライティングもかっこよかったです。


《厚みのある【抵 TEIK】[09]》2024年
薄いガーゼのような包帯のようなものは何だろう…とキャプションを見たらオーガンジーでした。
厚みはあるけど、軽やか。


《緑に引き裂かれた【抵 TEIK】[06]》2024年
他の作品に比べて小ぶりではありますが、
これから進化する前の原石みたいな
パワーを感じました。

わたしは美術の専門家でも何でもなく通りすがりの美術好きに過ぎませんが、こうして感想を書きながら改めて、ギャラリーって面白いところだなぁと思いました。

大きい美術館も楽しいけれど、こじんまりしたギャラリーで作家さんの話を聞きながら作品を鑑賞できるのは贅沢だし、どうしてこれを作ろうと思ったのか?どうやって作っているのか?等を話しながら作品を観ると、作家さんを自然と応援したくなります。
先立つものがないから購入はなかなかできませんが…(笑)。

面白そうなギャラリーがあればまた行ってみたいです。
石井さんの個展は明日2/3までですが、お近くの方はぜひ。

今日はこの辺で。それではまた。

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