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そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠

東京都庭園美術館で開催中の展覧会に行ってきました。

青木野枝さんが好きで行きたいなと思ったのがきっかけですが、実は青木野枝さんの作品をまとめて観たのは初めてで、スケッチなどの周辺作品も観ることができてとても良かったです。
三嶋りつ惠さんのガラスの作品も、今回初めてじっくり鑑賞して好きになりました。
そして庭園美術館も数十年ぶりの再訪で大好きな美術館の一つ。お庭も素敵なので、天気がいい日ならお散歩も楽しめます。

これから展覧会に行く方へ。
美術館全体があまりにもフォトジェニックでどこを切り取っても絵になります!
写真を撮られる方はデータの容量にご注意を。(わたしも気づけば200枚近くの写真が…。)

noteには厳選に厳選を重ねて、4点に絞って書こうと思います。

1,2 三嶋りつ惠 《RULLO》《MILLELUCI》
二つの作品がハーモニーを奏でていて、すごく素敵でした。海とか水を感じる作品。

左が《MILLELUCI》右が《RULLO》
渦に巻き込まれそう。(鳴門の渦潮的な?)
泡の粒がいとしい。
イソギンチャクみたいでじっと見てしまう
スケッチもありました。細かい
《RULLO》によく似た円盤のスケッチもあります
一番下の列、右から2個目に《MILLELUCI》の文字
このアポロ(チョコの)みたいな形の道具で
イソギンチャクっぽい模様を作ったのかな?と。

作品制作中の動画もありました。ヴェネツィアの屈強なお兄さん達と作品を仕上げていく三嶋りつ惠さんがかっこいいです。


3 青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅴ》

部屋に入るといい香り
初めはカラフルな石かと思いました
よく見ると…
使いさしの石鹸でした!
どの作品も部屋の装飾との対比が素晴らしい展示だったのですが、この部屋ではこのランプから連想した展示なのかなと思います。
カラフルな石鹸とランプシェード。
楽しい部屋でした


4 青木野枝《ふりそそぐもの/朝香宮邸-Ⅷ》

3階に展示してあります
空に飛び立ちそうなフォルム
床の模様と、すっきりした鉄の輪がかっこいい
土台はたった一つの輪に見えました。
そこから放射状に輪が連なって
有機的に広がっています。
青木野枝さんのスケッチ。書いてある文章が興味深くて、こんなふうに頭に浮かんだことをメモしておくって素敵だなと思います。

全体を通した感想。
建物の中なのに森や水辺にいるような感覚でした。鉄とかガラスって硬いはずなのに、どれも柔らかく生命力を感じる作品ばかりです。マイナスイオンをたっぷり浴びたような気分になりました。

時間がなくて駆け足の鑑賞だったのが惜しまれますが、行けてよかった。
心の洗濯日和でした。

今日はこの辺で。それではまた。

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