見出し画像

末っ子の国語読解2選(虚偽を添えて)

昨日のnoteでオニオングラタンスープについて書きました。
自分でも書きたいことを上手くまとめられたな、と気に入って「こんなの書いたよ」と末っ子に読ませたのですが。

怒られました!

実は末っ子がオニグラスープを飲みたがった理由を「テレビで見て」と書いていたのですが、全然違ってた(笑)。

本当は、末っ子(中3)が国語で読んだとてもいい話がきっかけだったのです。しかもその話をわたしに熱弁したのに(確かにされた記憶があった)わたしはそのことをスコンと忘れて、テレビで見たという浅薄な理由にされてしまったと憤慨していました。

というわけで、末っ子たっての希望により、国語で知ったオススメの話2選を書きます。

1 『温かいスープ』今道友信
これが本当のオニオングラタンスープを飲みたくなった理由です。ご存知の方はやっぱりと思ったかもしれません。検索すると全文を掲載しているらしきサイトがあったので(リンクは控えますが)読んでみました。
パリに留学中の筆者が体験したあるレストランでの出来事です。
結論。温かいのはスープだけじゃない。
これ読んだら、そりゃオニグラスープ飲みたくなるね、というお話です。パリは素敵な街ですね。
機会があればぜひ御一読ください。

2 《?》※塾の国語の出題より

問題文が載ったプリントが手元にないとのことで末っ子の記憶による内容の概略です↓

最近の人たちは形容詞に頼りすぎている。形容詞ばかりというのは、そもそも無限の物質でできている世の中の物事を有限の言葉で言い表そうとしているのにも無理がある。それなのに上手に表現できていない形容詞を使うことが多い。たとえば「ヤバイ、かわいい、さみしい」など。
それでは本当の思いや考えがうまくは伝わらないので、豊かな人間関係が築けないとわたしは思う。特に家族など親しい人の間では、辛抱強く自分の言葉で詳しく話して、聞く側もそれに耳を傾ける。それが良い人間関係を築くのに大切なことだと思う。

これに対する末っ子のコメント。

「その話を読んだ日、塾の帰りにほぼ満月に近い煌々と光る月をみて自分の口から出た言葉は、

『えーめっちゃ月えぐ』。

なんて薄っぺらい!
ひどいと思った。中身のない感想!

昔の人は、
 『月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ
 わが身一つの 秋にはあらねど』
とか思ったのに!」
とのこと。

「月みれば〜」は大江千里の百人一首の句ですね。(学校では毎年この時期に百人一首大会してるみたいです。)

末っ子は言葉を尽くす努力をしなきゃなぁ、と話していましたが、それは大人も同じ。

今日は末っ子の代筆みたいになってしまいましたが、中3の魂の叫び?を少しでもお伝えできたなら幸いです。

今日はこの辺で。それではまた。


いいなと思ったら応援しよう!