1/fゆらぎ
無印良品のホームページに載っていたエッセイ「ゆらぎのふしぎ」。
ゆらぎ、と言うとゆらゆらしている振り子とか波形を連想しますが、「1/f(えふぶんのいち)」ゆらぎ、という人に心地よいとされるゆらぎの波長があるそうで、その特徴が面白かったです。
予想を裏切るゆらぎ。そのため単調にならず、人が心地よいと感じるそう。
なんだかリラックスできるものには、この「1/f」ゆらぎが関係しているみたいです。
「適度に予想を裏切る」って面白い文章だなと思いました。裏切るってネガティブな印象の言葉だけど、「適度」になれば逆に心地よくなるって、人間はどれだけ単調が嫌いなんだろうか。
予想通り過ぎてもつまらないし、裏切り過ぎてもきっとイライラしそうです。
先日見た民藝の品はきっと、このゆらぎが絶妙なんだろうなと思い当たりました。
それはそうと、この記事を読む以前から1/fゆらぎという言葉は知っていました。前に「宇多田ヒカルの歌が人気なのは声に1/fゆらぎがあるからだ」という文脈の話を聞いたことがあって、1/fって何?と思ったので検索してみたのを覚えていました。
その時はあんまりイメージが湧かなかったけれど、今回のエッセイで少し解像度が上がった気がします。
心地良く人を裏切るって、なんかいいですよね。
今日はこの辺で。それではまた。