今までの人生で心に残っている、身近な人の言葉(良いやつも傷ついたやつも)
これまで四十数年間生きてきた中で、心にずっと残っている言葉って意外と少ないなあ、って思いました。
私は小さいころから物事をすぐに忘れていく人なので、それが顕著なのかもしれませんが。
それでもちょくちょく思い出す言葉がありまして、今日はそれを書いてみようと思いました。
言われて嬉しかったことや、傷ついたこと、もしくは後になって意味が分かったものとか、色々です。
「それやめて。お父さんにそっくりで気持ち悪い」
まずは、傷ついた言葉から。
これはお母さんに言われた言葉です。
小学生の時に両親が離婚したことはプロフィールで書いていますが、これが少なからず私の性格に影響を与えています。
これを言われたのは私が4年生か5年生くらいの時だったかな?
原因は覚えていないんですが、母に対してずっと黙って拗ねていた時があったんですね。
言葉で自分の主張をするでもなく、でもお母さんには分かってほしくてずっとむっつりと、ムスッと黙ってアピールしてたんです。
きっとその態度にイラっとしたんでしょう。
母に
「なにそれ、やめて。お父さんにそっくりでほんまに気持ち悪い。」
と言われました。
本当に嫌そうな言い方で。
めっちゃ、私傷ついて。
お父さんに似てるから嫌?
お父さんと離婚したのはお父さんが嫌だったからだもんね
そのお父さんに似ている私も嫌い?
でもどうしようもないよ。私はお父さんの子供だから。
お母さんは、離婚したことも面と向かって言ってくれないくせに、なんでそんな事言うんだろう。。
と泣きましたね。
プロフィールのほうでも書きましたが、母はまだ若かったんです。
私はすぐに相手の感情に引きずり込まれるタイプなので、
その言葉を言われた瞬間、離婚して傷ついている母の感情も察知したんですね。
母は母なりに色々つらいこともあったろうし、
父の嫌なところも思い出したくなかったんだろう、と。
私のことは嫌いじゃないはずって思ってたから、お母さんも離婚するのは大変だったんだなって想像したりして。
でもやっぱり、小学生にとっては理不尽でキツイ言葉でした。
やっぱり言ってはいけないこともある、と学んだ瞬間でした。
「わざとじゃなくて、無意識でやる人のほうが怖いんだよ」
次は「謎めいた言葉」。
これは、今でも結構謎なんですが(笑
小学校の時に女友達に言われた言葉です。
何グループかの家族で海に遊びに行ったとき。
結構波が荒かったんですけど、その子が
「沖に行こうよ」
というので一緒についていったんですね。
でも、大きい波が来て身体が上に持ち上がると、足がもう下につかないんです。
突然恐ろしくなった私は、
岸に戻ろうとしたんですね。
するとその子は
「もうちょっと、あのブイのところまで行こう」
って私を沖に引っ張っていくんです。
非常に、非常に、非常に恐怖でした(;;)
その子に帰りのバスで言われた言葉が
「わざとじゃなくて、無意識でやる人のほうが怖いんだよ」
私「・・・・・!」
それを言われたときもね、沖に連れ出されたときと同じくらい、怖かったです。
ある意味ホラーです。
でももしかしたら、私が彼女に無意識で何かしてしまったのかもしれません。もう今は知る由もないのですが。
でも大人になって思うのは、その言葉には一理あるなあ、ってことです。
意図せずにやるって、良いことでも悪いことでもですけど、怖いですよね。
いやー、それにしても怖かった!!
「あのね、自分が好きなの選んだらいいよ?」
次の言葉は「図星で心がチクっとした言葉」。
これは中学校の時です。
友達とファッション雑誌を見ながら、自分の好きなコーディネートを「せーの」、で指差ししようっていうのをやっていました。
私は自分というものを見失うタイプで、人に流されやすい人だったので、その子たちに合わせるように選んでいたんですね。
自分の「好き」を出して、それが周りに認められなかったり否定されたらどうしよう、って思っていたんです。
↓こちらのnoteにも私の性格について書いています
私が友達に合わせている、というのを見抜いた子に言われたのがこの言葉です。
「あのね、自分が好きなの選んだらいいよ?」
ものすごくドキっとしましたし、全部見透かされている!と思ってその場を立ち去りたい思いに駆られました。
この言葉は結構今でも頭の中で思い出します。
好きなことを堂々と選ぶ。
周りのことは気にせずに、好きなことを選んで行くっていうのは、40代になってやっとできるようになったことです。
「今はやっと、自分の好きなものを選んで生きているよ」
そう、当時の友達に伝えたいです。
「あなたはね、欲がないことが勿体ない」
次は「ハッとさせられた言葉」。
これは高校生の時に、担任の男の先生に言われた言葉です。
今でもいつも思い出してしまいます。
進路相談のときだったかなあ?
「ちょっとあなたにいうのであれば・・・
あなたは欲がないよね。
それがすごく勿体ないと思います」
とっても穏やかで優しい口調で、そのように言ってくれました。
そうです。
私は自分のやりたいことや欲を表に出せずにいました。
先生はきちんと見抜いていたんですね。
私のことはもちろん、クラス全員のことをとても大切にしてくれる、とっても良い先生でした。
私の一番の弱点を言ってくれた!
と、その当時も嬉しかったのを覚えています。
でもなかなか性格を変えることはできず…。
これも、今になってやっと少しずつ挽回しているかな。
今は自分の欲をちゃんと認識して、それを叶えるために行動していますから。
「ママ、大好き」
最後は「うれしい言葉」です。
これは言うまでもありませんが、
息子からの言葉です。
もちろん夫も「たまには」言ってくれる言葉です。
どちらに言われても本当にうれしい言葉。
息子は小学生になりましたが、今でも言ってくれます。
さすがに中学生になったらもう言ってくれないと思いますが…^^
本当にただただ、うれしいうれしい一言です。
自分が全て肯定されて受け入れられていると実感できます。
最後に
言葉ってすごく心に突き刺さるものですよね。
本日は、今までの人生で心に残っている言葉を何個か書いてみました。
心に残っているということは、その当時の私の心にも刺さったということです。
また何かの折に、何度でも思い出すんでしょうね。
言葉は簡単に人を傷つけるし、勇気づけたりもしますね。
そして謎めいた言葉は永遠に謎めいたままです(笑
私も自分の発する言葉には責任を持たなければ、と思いました。
それでは本日はここまでとなります。
読んでいただいてありがとうございました。