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業界の隙間で生きる人のMEO対策

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MEO対策とは

MEOとは、map engine optimization の略です。

Googleの地図検索エンジンを最適化するための対策です。

どんなメリットがあるかと言うと、

・お金がかからないで宣伝できる
・存在を知ってもらえる
・お店を見つけてもらいやすくなる

2019年3月末くらいにGoogleMAPが著しく劣化しました。おそらくあのあたりからGoogleが本格的にMAPに力を入れ始めたと考えられ、アルゴリズムの更新も毎日のように行われ、システムトラブルもなんのその。すごいスピードで進化を続けてきています。

現在GoolgeMAPのアプリダウンロードは1ヶ月で100万〜200万ずつと爆発的に増加してるそうです。

現在行われてる海外マーケティングが日本に入ってくるのが3年後と言われていますので、MAPの影響力は今後大きく増してくると思います。

今から対策していけばしっかりと運用が始まった時に頭ひとつ抜けた状態で先行者利益を得られると思います。

MEOは広告に匹敵するパワーがあります

知ってもらうことはビジネスの基本です。特に店舗型のビジネスはお客さんに来てもらわないことにはサービスを提供できません。

そのため露出を増やせるならやらない手はないと言うことです。それも無料なら即行動です。
現在、Googleで検索をかけると、MAPの情報は広告とSEOの間に表示されます。

なのでSEOによる検索結果よりも目につきやすい位置に表示されます。無料で!

まだ対策してない競合の方が圧倒的に多いので、SEOよりも早く楽に上位表示が出来ますし競合よりも評価が高ければ、単独表示することもできます。

このように検索結果を一面自分の情報で満たすこともできます。

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しかも、利用している層はお店を探している人です。つまり来店意欲が高い人が多いので対策する価値は十分にあります。

まず最初にやること

一番最初にやることは、マイビジネスの情報タブの内容を空欄なく全て正確に埋めることです。

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・名称
・サービスカテゴリ
・住所
・営業日・時間
・定休日
・電話番号
・URL(自分の店)

特に、名称・住所・電話番号・URLは重要です。現在は、情報の整合性がとても重要ですので、すべて正確に入力してください。大文字、小文字、全角、半角なども含め一字一句合わせてください。

マイビジネス上でうまく入力できない場合は、HPの方をマイビジネスに合わせてしまった方が楽です。それくらい正確に情報を合わせるようにしましょう。

少しでも違うと順位は上がりません。そのくらい重要な対策の一つです。

MEOの進化は、SEOを追っかけてる

MEOのアルゴリズムはSEOの歴史を辿っているそうです。

SEOのアルゴリズムの優先度は、日進月歩で進んできて、毎日更新→コンテンツの質→キーワード→網羅性ときて、現在は専門性や権威性が必要とされています。

どうやらMEOもその流れに沿って進んでいるようで、MEOは現在キーワードの段階になっているようです。これは僕も対策してて思います。キーワード次第で一瞬で上位表示が出来たりしますので。

ちょっと前の情報で現在は変わっていると思いますが、MEOでおそらくこうであろうという評価基準はこうです。

・写真の閲覧数
・写真の閲覧時間
・投稿の閲覧数
・投稿の閲覧時間
・反応数(電話、ルート検索、WEB)
・サービス閲覧数
・サービス閲覧時間
・口コミ数
・口コミ評価
・口コミ閲覧時間
・店舗の出入り

と言った具合に、評価の優先度があります。実際のところ、MEOにはアナリティクスのような分析するものが無いのでどうしても推測の域をでません。。これらは毎日変わっていますし、これ以外の項目も細かく膨大にあると思います。

効果的な対策はGoogleが教えてくれている

すでに運用してる人は分かるかもしれませんが、やたらと写真をアップしろとか動画をアップしろとかマイビジネスから提案されませんか?

つまりそういうことで、そういったコンテンツは良く見られるよ、必要とされてるよ。ってGoogleが暗に教えてくれているということです。

なので、まずは情報をすべて正確に一字一句、店名、住所、電話番号、HPアドレスなど自分の店舗に関わるすべてのWEB情報と統一すること。

その次に、写真を毎日アップすることです。もちろん動画も良いです。動画再生中は手が止まりますので閲覧時間が稼げます。とにかく数をアップロードします。現状ライバルが少ない状況なので、数が多ければ露出を多く稼げます。

できれば、大量にアップするより毎日2〜3枚の写真をコンスタントに続けることが良いと言われてます。それの方がMAP上のタイムラインに常に表示できるので。

例えばMAPアプリで「銀座」と検索するとこんな感じで写真がタイムラインに表示されます。気になる写真があるとタップしたくなりますよね。

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どんな写真が好まれるかは分からない

推奨されている写真の数は、多ければ多いほど良くて、最低100枚と言われてます。理想は300枚以上は欲しいところですね。飲食などはすべての人が評論家なので、お客さんが勝手にアップしてくれますが、治療院はそういうことないので、自分でアップしないとなかなか増えません。

同じ写真を使ったとしても、特にペナルティがあるわけでも無いので、同じものを撮るのでも角度とか場所とか変えてアップしてどういうのが好まれるのかを掴んでいくと良いと思います。

個人的に色んなものをアップして思ったのが、やはり物とかよりは、人を出していった方が閲覧数は伸びると思います。人情としても、どんな人がやってるのか、どんな人が来てるのか、どんな効果があるのか、どんな雰囲気なのかは気になるところ。

人が出た方が伝わりやすいと思います。カメラの前で喋るの得意な人は、積極的に短い動画をやるのも手です。

効果的な写真の撮り方

写真の撮り方は、誰が見ても一目瞭然にイメージできる、考えなくても見ただけで内容が理解できる、ビフォーアフターなど、どんな風になれるか。というところを意識されると良いです。

被写体はなんでも。自分、スタッフ、外観、内観、施術室、受付、患者さん、設備、資格、表彰、物販品などなんでも良いです。

意外とトイレの写真は大事です。

その治療院の姿勢が現るのがトイレです。個人的にトイレの写真は入れた方が良いと思います。

忘れてはいけないのは、「写真を見たいのは見込み客」であるということ。

あくまで写真の数をアップするのは、あなたのお店に興味がある人の傾向を知るためです。なので、時々自分のお店を検索して、自分のマイビジネスを外から見てみましょう。

よく見られている写真ほど、目立ちやすい写真が表示されているはずです。

動画は短く簡潔に

マイビジネスにアップできる動画は短い動画です。Twitterと同程度ですので、短く、簡潔に、分かりやすくが基本です。
 
アップロードに失敗することもあります。1分程度まではアップ出来ましたがアップロードがうまくいかないことも多いです。アップは出来ていてもプレビューがクルクル回ってしまったりしてバグります。その場合、外から閲覧はできても削除が出来なくなります。
 
なので、15秒。長くても30秒くらいまでにした方が良いです。テロップをつけたりすると、音が出せない電車の中でも内容が分かりますので、再生されやすくお勧めです。
 
ただ、MEOの特性上、動画編集に力を入れても労力対効果は低いので、基本は短く分かりやすい動画で数をアップして、ビュー数からのお店に興味がある方の傾向などを掴むと良いと思います。

基本は、あなたのユーザーをファーストに考えることです。

今は口コミ集めよりも、情報の正確性と写真

グループ整骨院なんかだと、やみくもに口コミの数をと評価を集めようとしますが、それはだけではあまり効果がありません。特に初めての口コミをガンガン集めていっても効果は薄いです。ウチでもGoogleMAPの口コミ集めは最初こそ沢山お願いしてましたが、今は人を厳選してお願いしてます。それのが有効です。

MEO対策は、複数の対策をバランス良くやってMEOが改善しますので、ひとつひとつ丁寧に作り込んでいくことをお勧めします。

正確に分かっていないことも多いですが、割とたくさん対策できるところがあるので、積み重ねていくことで傾向も掴め、差が出ると思います。

MEOアルゴリズムは分からない。でも出来ることはある

GoogleMapで現在Googleから公表されているアルゴリズムは、

・距離
・関連性
・知名度

これだけです。

これらを読み解いて、対策をしていく必要があるので正確な情報ではないです。

ただ、色々情報はでてきてますので、恐らくこうであろうということはわかってきています。

おさらいですが、まずやって欲しい施策は2つです。

・情報タブを埋める。全角、半角など一字一句、同じように正確に情報を埋める。
・写真や動画をアップする。最低100枚以上。

関連性対策のひとつに投稿を用いる手があります。

内容は何でも構いませんが、できればキーワードを含めることです。

投稿したキーワードは、関連性として影響してきます。

例えば、「銀座 ローストビーフ」と検索された時に、投稿内にキーワードを含んでいれば関連性があると判断され強調され表示されることがあります。

投稿を続けていると、過去に投稿した記事は消えてしまいます。ただ、投稿した記事は削除されたわけではなくGoogleに保存されています。そのため、投稿した内容は蓄積され、管理画面から消えてしまってもユーザー検索に答えるために利用されています。

アイコンを見れば何から引用されているか分かる

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検索結果に表示されるこの画面をローカルパックと言います。キーワードを含んだMAPの検索結果には、このような説明がついています。先頭にアイコンがついているのが分かりますか?これがキーワードの引用です。

投稿からの引用

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HPに含まれているキーワードの引用

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口コミに含まれるキーワードの引用

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このように投稿にキーワードを含めると、関連性があるとして表示されやすくなります。狙いたいキーワードを含めて投稿を続けることで、MEOを利用したブランディング効果もある程度期待できます。

投稿メニューを使い分ける

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最新情報:8日で消える。アーカイブされる。見出しがない。
イベント投稿:最長3ヶ月保持、見出しを付けられる。
特典:期限付きのキャンペーンを見出し付きで表示できる。
商品:価格などを含めた投稿ができる。

目的に合わせて投稿を使い分けると良いと思いますが、日々の投稿は最新情報で行なっていくと良いと思います。キャンペーンなどはイベントや特典を利用するとユーザーに届きやすく表示されます。

何を投稿すると効果的?

WEB対策に限らず、すべての広報活動に通ずる精神は、ユーザーファーストです。

「あなたの見込み客は何をどんな情報を求めていますか?」それに尽きます。

現在2020/5/5だと、新型コロナウイルス感染症が流行していて緊急事態宣言の真っ只中です。

なので、

「こんな時期だけど営業しているの?」

「行っても大丈夫?」

「どんな対策してるの?」

このような考えが浮かぶ方もいるのでは無いでしょうか?

現在、MEOのユーザーインターフェースはCOVID-19の情報が優先して表示されていますので、営業についてや対策などを投稿しておくと見込み客や既存客が見た時に、不安を少し拭えるのではないかと思います。

それと合わせて、最新情報による投稿はアーカイブされ蓄積していきますので、狙いたいキーワードを含めて根気よく投稿を続けるとアフターコロナで効いてくると思います。

キーワードはユーザーが求めているものを使う

やみくもに投稿をするよりは、キーワードを含めた内容をした方が有益です。PC版のマイビジネス にはインサイトというタブがあり、そこからどんなキーワードで検索されているかが分かります。

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すでに検索されている上位のキーワードを含めると、すでに一定のアクセスがある訳ですから有効なキーワードになり得ます。

現在のところ同じ内容の投稿をしてもペナルティはありませんので、毎日5つくらいの投稿を使いまわしながら投稿しても良いと思います。最初のうちはアクセスを稼ぎ、傾向を掴んでいく必要があります。

ですので、投稿頻度を上げてとにかく露出を増やしましょう。

キーワードに関しては、MEOはSEOの一部であるという前提があります。

そのため本来はネットマーケティング全体で考えていく必要がありますので、HPの情報と統一した内容で進めていくと効果が上がりやすくなります。

ターゲット、キーワード、ペルソナ。

これを決めて取り組んだ方が、MEOの運用のストレスは少ないと思います。

MEO対策は田舎と都市部で戦略が異なる

MEOは現状分かってないことが多い上、毎日のようにアルゴリズムが変わっているため、恐らく毎日研究レベルで触ってる人でさえも、正確な情報は掴めてないです。

個人的には、無料で使える広告くらいに考えています。なので、最近はあんまり重要視していません。対策ガッツリしてても、毎日アルゴリズムが変わって順位変動が激しすぎて当てにできませんので。

ただ、色々な媒体がある中では比較的来店意欲が高い層が利用すると考えられてるので、うまく使えばそれなりに結果を得られると思います。

媒体ごとの行動の違い
 SNS:暇つぶし
 ブログ:情報収集、問題解決
 広告:興味、好奇心
 HP:問題解決のためのお店を探してる
 MEO:自分の近くのお店を探してる

MEOは周辺に店舗の少ない田舎であれば適当にでも対策しておけば、めちゃくちゃ有利に働きます。一方、都市部ではお店が多すぎて戦略的に対策をしなければあまり効果は得られません。

MEOは、なぜ店舗型ビジネスに有利なのか

前提として、MEO単体でスタンドアローンで動いてるわけではありません。地域情報の検索結果をローカルSEOと言いますが、その中の一部がMEOです。MEO対策はSEOと基本的な考え方は一緒です。

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MEOが店舗ビジネスにとって有利とされているのは、MAPエンジンで検索すると店舗情報のみが表示される仕組みのため。お店探しに不要な学術的なサイトは省かれます。

例えば、
通常のキーワード検索で「腰痛」と検索すれば、様々な腰痛に関連するサイトが競合となります。一方、MAPエンジンで「腰痛」と検索すると、腰痛に関連するお店だけが表示されます。

というわけで、

WEB全体の情報と勝負するのか。

自店舗の周りの腰痛改善を売っているお店と勝負するのか

それを考えたときに、後者の方が圧倒的に数が少ないため結果が得やすいということになります。

MEOの費用 対 効果

MEOの検索結果に対しての成約率(ここではHPへのアクセスとします)は、平均で3%。高くて5%です。それを少ないと見るか多いと見るかは人それぞれです。

ただ、検索数が3000あった場合、3%で1日あたり3アクセスは稼げるということです。月間で90アクセス。

例えばGoogle広告のAdWords。

AdWordsでクリック単価50円だったとしたら、

90アクセス×50円=4,500円/月
それが1年だと4,500円×12ヶ月=54,000円ってことですね。

成約率が5%とかだったら、年間で90,000円にもなります。

MEOは無料ですので、それくらいの恩恵を受けられる可能性があるということです。これは無料だから価値があるのです。外注してお金をかけたらその恩恵をみすみす手放すことになります。

最近ではMEO対策業者なども出てきていますが、業者に依頼する金額を見れば推して知るべしです。

特に成果報酬型には注意。集客に効果ないキーワードで上位表示して成果とする場合もあるようです。MEO対策を業者に依頼する場合はよくよく考えましょう。個人的には不要かと思いますが。

MEO対策は都市部と田舎で異なる

田舎は単純です。とにかく情報をアップしまくることです。

店舗間の距離も空いてますし店舗の母数が少ないです。さらに対策をしている競合も少ないです。そんな状況であれば、普通に対策してれば商圏独占できます。あくまでMEO上でですが。

田舎でのMEO対策
・情報タブをHPと同じように正確に埋める。
・写真をアップする。最低100枚以上。
・毎日投稿をする。文章写真同じでもOK。

都市部のMEOは、狭い範囲に競合が多いため思うように上位表示は得られません。

そこで戦略が必要になってきます。色々とやりようはありますが、単純なところでキーワードを絞った対策をした方がコンバージョンを得やすいです。

この業界は、整骨院、マッサージ、整体、カイロ。色々競合がありますが、だいたいみんな何でも屋化していますよね?

でもMEO上では絞りましょう。できれば自分のHPで一番アクセスが多いキーワードに絞るのがお勧めです。関連度が上がるため、順位が改善しやすいです。

なので、

「うちは腰痛、頭痛、五十肩、オスグッド、足底腱膜炎。なんでも得意」だったとしても、なんらか一つに焦点を当てて情報発信を行った方が有利ということです。

例えば、腰痛で勝負していくなら、腰痛に関連する写真、投稿、商品、サービスで情報を発信した方が、腰痛を改善したいという人には刺さる可能性があります。

都市部でのMEO対策
・狙うキーワードを決める
・キーワードに関連する写真や投稿をする
・HPと関連性を持たせる

キーワードの決め方はインサイトを参考にすると良いです。
MEO対策とぼっち治療院③ こちらに少し書きました。

特に一人治療院の場合は、その他大勢と同じことをしてはいけません。一点突破です。

突き抜けるくらいの個性で対策した方が当然目立ちますし成約率も上がります。ブルーオーシャンのキーワードを見つけると、一瞬で1位表示することもできます。

SEO対策も一緒です。SEO対策は現在、専門性や権威性が重要と言われています。

ターゲットを絞る、キーワードを絞る、ペルソナを決める。

一人治療院は、一般的な情報を鵜呑みにしてはダメです。みんなが右にいくなら、あえて左にいきましょう。

捨てる覚悟を持たなければ、勝ち目はありません。

実践的なMEOの活用方法

治療院ビジネスはMEO単体で集客出来るほど甘いものではありません。

飲食店や理美容など、ある程度サービスの中身が想像出来るビジネスはMEOだけでも集客ができます。価格帯が低い保険接骨院やリラクゼーションなども比較的サービス内容がイメージが出来ますので、MEOだけでもいけるかもしれません。

一方、自費治療院ビジネスは自分の悩みを打ち明けた上で、体をあずけるビジネスです。さらに費用負担もそれなりにありますので、マイビジネスの情報だけでなくHPなどでも出来る限り調べるのが普通です。

・どんな先生がいるの?
・どんな施術をするの?
・お金はどれくらいかかるの?

こんなこと気になりますよね?

ですので自費治療院においてMEOは入り口です。広告とあまり変わりません。そこからHPに飛ぶなりして、総合的に判断の上、予約または来院。となります。

MEOで書いてあることとHPで書いてあることが違っていれば「アレッ?」っと思いますよね。MEOで順位を改善するためにもHPとの情報の一貫性、統一性は大切です。

それは、実際にユーザーがサイトを見たときに違和感を持たせないことにも繋がるため、マイビジネスの情報から違和感なく進めるようコピーやリンクなどに配慮をしましょう。

検索順位は当てにならない

MEO対策は発展途上、アルゴリズムは安定しません。

SEO自体も常に小さなアップデートが行われていて、年に数回は大規模なアップデートが行われています。今現在(2020年5月)Googleのコアアルゴリズムアップデートが進行中です。SEOは今後数週間に渡って大幅な順位変動が起こります。

MEOはコアアルゴリズムアップデートが毎日行われてる印象です。

特に「地名+業種」「地名+症状」などの間接検索では安定した順位が得られません。

1位だったとしても、一気に15位に飛ばされたり、そう思ったら3位くらいまで上がったり。しっかりと対策してあってもこんな調子なので、あんまり当てにありません。

MEOの順位を確認する時の注意
・位置情報をOFF
・ブラウザのシークレットモード

これで調べないとパーソナライズドされた情報が表示されるため自分には上位表示されてしまいますので実際の順位は分かりません。

ある程度正確に見たいなら、上記+店舗から離れて検索する必要があります。合わせて、MEOの順位はブラウザ検索とMAPアプリ検索でも順位が異なります。

ですので、順位変動に一喜一憂しないようにしましょう。疲れます。

MEOで活用すべきは直接検索

MEOの間接検索は当てになりません。競合も同時に表示され成約率が落ちます。

なので狙うのは直接の名指し検索です。名指し検索されるとローカルパックに単独表示されます。

パソコンから「六本木ヒルズ」を検索するとこうなります。

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スマホから「六本木ヒルズ」を検索するとこうなります。

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では、どうやって名指し検索をしてもらうのか?

間接検索では業種や症状などの関連性によって知ってもらうことができますが、指名による直接検索の場合は、「ぼっち接骨院」と言うように治療院の名前を直接検索して頂かなければなりません。

それをどうやって知ってもらうのか。

僕が提案するはポスティングです。

アナログですがとても有効です。地域マーケティングという共通点のもと、MEOはチラシポスティングと非常に相性が良いのです。他にもタウン誌や新聞折り込みなどもあります。タウン誌は試したことはないですが、新聞折り込みは有効でした。

ポスティングでチラシを見た人は治療院の名前が分かります。そこから名指し検索をしてもらい、1位単独表示されれば雑音なく自分のビジネスに引き込んでいくことが可能になります。さらに直接検索は間接検索と比べて評価も上がりやすいため、MEOの改善にも繋がります。

これは僕が運用していて抜群のコンビネーションです。

ポスティングについては別の機会に書きますが、少し触れます。

治療院のポスティング(一人治療院)

ポスティングは自分で撒くことができればチラシ代だけで済みます。だから自分でチラシを頑張って撒きましょう。

ぼっち治療院はそう考えません。

ポスティング自体の反応率は、内容やオファーにもよりますが一般的には0.1%以下と言われています。1万枚撒いて10人以下です。0人なんてこともありえます。(でもMEOがあれば成約率上がります。)

すなわち、

労力に効果が見合いません。

ぼっち治療院が常に考えないといけないのは、「その仕事、僕がやる必要ある?」です。スタッフを雇っていない分、アウトソーシングを積極的に利用することも大切です。

一人治療院の欠点は圧倒的にマンパワーが足りないことです。時間はいくらあっても足りません。ポスティング行ってる暇はありません。

もちろん業者を使えば地域性によりますがそれなりにお金かかりますので、費用をかけたくなければ、近所の知り合いに声かけるか、家族にやってもらうなどの方法もあります。

正直自分でチラシ撒くのは心折れるんで、ぼっちの僕はやりません。

ポスティングの効果を爆発させる

内容を深く考えなくても初回◯◯円など、オファー次第で反応は取れます。

無料にすると暇な人がわんさか来ます。

体力自慢なら無料オファーのチラシを撒くと良いと思います。だいたいは暇人が暇つぶしに来ますが、その中にも優良なお客さんは必ず混ざってます。

大きく引き込んで、そこから残る人を拾っていく方法は体力自慢にはとても有効な手ですが、基本的にぼっち治療院で無料オファーはしんどさMAXなのでお勧めしません。

何回かやったことがありますが、本当たくさん来ます。

5000部とかで2週間で30人来たこともあります。

反応率は0.6%です。

良いチラシの反応率が0.1%〜0.2%とか言われる中では驚異的な反応率です。

その中で5人くらいは残るので大きなプラスになったのは間違いは無いですが、もう二度とやりたくないです。残りの25人分に割いた時間を考えればどれくらい労力が大きいのかは分かると思います。

でも、どうしようもなく困ったら簡単に集められるのでまたやるかもしれません。

基本的には地道にやる

オープンやリニューアルなど、大きなイベントで店舗自体が目立っている時を除けば、単発でポスティングを行っても基本的には成果は上がりません。

繰り返し地道に続けていくと、少しずつ反応が取れてきます。

よくコンサルかなんかの広告で、

反応率◯%取れるチラシのテンプレートプレゼント!

ってのがあったりしますが、そういうのを使っても最初から反応は取れません。

それは、基本的に集客はこの流れだから。

認知 → 興味 → 検討 → 行動

知らないことには、興味も湧きませんし、検討も行動もできません。

間をすっ飛ばすことはあり得ません。もちろん、知ってから行動までのプロセスが早いことはありますが、基本的には必ずこのプロセスが必要です。

だからまずは知らせることになるワケです。

ここにあるよ!って。

でもチラシは読まれないです。眺めてるだけです。その場で捨てられます。

撒く→捨てられる。撒く→捨てられる。

そんなことを繰り返していると知られるようになってきて、たまたまチラシを手に取った時に興味が湧いて次のプロセスに進んでくれます。

積極的に外注する

ポスティングは自分で撒けば、チラシ代以外はお金がかかりません。

しかも、運動にもなりますし、商圏の方々に挨拶などもできるので認知を広げるには素晴らしい効果をもたらしてくれます。

ですが、一人治療院はやることがいっぱいあります。

正直、外に出てチラシを撒きに行く時間があれば別なことに使いたいのです。

もちろん人口密度の高い街であれば、自分で配っても良いかもしれません。でも、戸建ての多いベッドタウンとかだと一軒一軒が離れていて超非効率になります。

だから僕は外注します。

ポスティングの費用は業者によってマチマチです。

安いところはA4で3円/1枚とかもありますし、1枚8円とか高いところもあります。信頼できて安いところがあれば外注をオススメします。

本当に撒いてくれてるのか、不安な時は既存の患者さんが住んでるところを指定して依頼してみれば分かります。患者さんに「チラシ入ってました?」って聞けばすぐ分かります。

データが取れるから自分で撒いた方が良いって言う方もいます。だけど、それは配布地域指定すれば済むので、大して重要ではないと思います。

スタッフがいるならスタッフにやってもらいますが、一人しかいませんので。

基本的には「その仕事は僕がやらないとダメ?」って考えると、自分でポスティングに行く必要はないんじゃないかと思います。

MEO(Googleマイビジネス )と連携させる

ポスティングはあくまで最初の接点です。

それだけで集客できるほど甘くありません。今は様々な媒体で情報が溢れている世の中です。よほど高齢の方でもなければ、ほぼ確実にインターネットを開きます。

そこで大事になってくるのがMEOです。

地域マーケティングでポスティングとMEOは相性抜群です。

MEO対策は基本的に自分の治療院を指名検索して、ローカルパックで1位単独表示ができれてれば十分だと思います。

MEOに全ての情報を載せることはできませんが、チラシには書けなかったことや写真、口コミなどで興味を膨らませてもらうことができます。

そこからすぐ予約してくれる方もいるでしょうし、HPに飛んでくれる方もいます。例えその時にはそこで終わってしまったとしても、次の機会には予約まで進んでくれる可能性は上がるかもしれません。

なので、MEOは「紙」→「WEB」への媒体の中継に使えるのが最大の利点だと思ってます。

オファーは必ずつける

オファーは取引条件のことです。

例えば、

「初回は1,000円にするからお試しに来てね。」ってことです。

オファーは諸刃の剣です。安さとお客の質はトレードオフの関係です。

つまり、

安ければたくさん集まるが、お客の質は下がる。
高ければ少ししか集まらないが、お客の質は上がる。

無料とかになると本当に酷いものです。もちろんその中にも優良なお客さんはいます。ですが、基本的には暇な人が様子見でくるようなものです。お金を払う価値は無いってハナからそんな態度です。

オファーは集客の目玉でもありますが、そういう失礼な人を除外するフィルターの役目もあります。ですので、少しでも良いからお金は頂いた方が良いです。

今までに色々な価格帯を試しました。

・無料
・980円
・1,980円
・2,980円
・3,980円
・5,000円
・オファーなし

この中で地域集客でバランスが良いのは1,980円〜3,980円でした。

これは集めたい人数次第です。

人を多めに集めたい時はオファーの金額を低めに、少なくてもよい場合はオファー金額を高めに設定すると、数と質のバランスを取ることができます。

オファーなしで集客できるのが理想ですけどね。まぁ予約の取れない治療院にでもならないと難しいですね。頑張っていきましょう。

外注する場合は、必ずバックエンド商品を用意する

これは要注意です。当然ですが外注はお金がかかります。

例えば5,000枚のポスティングをするとします。

デザインは自分でやるとして、チラシ代とポスティング代がかかります。

チラシの印刷代で、10,000円
ポスティング代で、15,000円
合計は、25,000円です。
税込で27,500円です。

この費用を回収してからようやく利益になってきますので、1回の治療費を都度払いでもらっていると、例え1回5000円だったとしても6回はリピートしてもらわないとプラスになりません。

しかも確実にリピートする保証もありません。

正直このくらいの広告費だったら、1人来て初回か2回目には回収したいのが正直なところです。

広告費を回収しないことにはなかなか次の広告を打つ決断ができないので、回収は早いに越したことはありません。

なので、外注でポスティングを使う場合はバックエンド商品(利益商品)が絶対に必要です。

僕は、1回ポスティングを発射する場合、5,000部から8,500部を行います。これは市のエリアに合わせて撒くのでこのくらいになります。そうなると広告費は27,500円〜45,000円くらいになります。

これを初回か2回目で回収するために、50,000円の回数券を買ってもらって広告費を回収します。

回数券は賛否両論ありますが、広告費をかけないで集客できるのであれば回数券は必要ないと思います。でも、広告費をかけるのであれば必須とは言わないまでも、他の代替するものがなければ回らなくなります。

なので、

そんなものなくても10回リピート率100%です。って言うなら不要だと思います。

そうじゃないなら回数券でリピート確定させてしまった方が楽です。

まとめ

ネットマーケティング全盛ですが、だからこそポスティングを有効に活用していくことで、インターネットの存在を引き立たせることができます。

でも、特にマンパワーが足りない一人治療院が継続的にポスティングを続けるためには、ちょっとした工夫が必要です。地域性もありますし、自分でテストを繰り返して最適な方法を見つけていきましょう。

・ポスティング→MEO→ホームページへと導線をスムーズに連動させる。
・急に反応率は上がらないので、普段から地道にタネを撒く。
・オファーの金額は、集めたい人数によって調節する。
・費用によっては外注を検討する。
・ポスティングを外注する場合は、必ずバックエンド商品を用意する。

ここから先の記事について

ここから先の有料記事は、Twitterで初瀬川のフォロワー1,600人時点で感謝を込めて制作したnoteになります。追加販売の予定はございませんでしたが、いまだに購入希望のDMが届きます。

MEO対策は相対的な対策です。当然同じ情報を共有すると、ライバルが増えることになります。そのため、今後格安の販売は行いませんが本当に必要ならば、その方にはご購入の機会をと言うことで、高額noteとして販売しております。

正直、この金額があなたにとって妥当かどうかは分かりません。限定数1で販売後は随時値上げを行っています。そのため、今後も価格は上がることはあっても下がることはありません。

内容は、僕の経験に基づいたMEO1位を狙う独自の対策になります。

ご購入いただく方は、よくご検討の上ご購入下さい。


2024.5.10追記

すでにこの記事を書いてから3年以上経っていますので、情報はかなり古いものになっています。サービスに関しても、GoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィールというものに移行しています。

ユーザーインターフェースから、分析ツールなども大幅に変更されており記事の内容がそのまま使えないこともあります。

基本的な考え方は変わっていませんので対策をすれば結果は出せると思いますが、アルゴリズムなども変わってきていますので、以前のような簡単にハックできる状態ではなくなってきています。

目先のテクニックやノウハウではなく考え方や本質を理解できる人にとってはまだ価値のある記事だと思いますが、購入はおすすめしません。


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