貢献感は支配されない
アドラー心理学における「貢献感」は、他人や社会に対して価値を提供することを通じて得られる満足感や意義感を指します。
承認欲求と貢献感
承認欲求と貢献感は、心理的側面における類似点を持ちながらも、根本的な性質が異なります。
承認欲求
承認欲求は、他人からの評価や肯定を求める心理的な欲求です。
これにより、他人の評価や意見に依存し、自己評価や自己価値を判断することになります。承認が得られないと、自己評価が低下することになりますね。
承認を求める行為は、他人の評価や判断に従おうとする欲求から生まれるものです。
しかし、この欲求が強すぎると、他人の意見や期待に過剰に囚われ、自分自身の考えや価値観を犠牲にすることになります。
要するに、人生を他人に支配されてしまうということです。
貢献感
貢献感は主観的な要素を含みます。
例えば、特定の活動が他人に役立ち、その役立ちが評価される場合、それは客観的な貢献といえます。
しかし、その貢献がどれほど意義深いと感じるか、どれほどの満足感をもたらすかは、個人の主観によって影響を受けるからです。
ミニマリストと承認欲求
ミニマリストなのに、承認欲求は捨てられないんだね、という話があります。
しかし、貢献感という視点で考えてはどうでしょう。
ミニマリストは自身の発信を通じて、他の人に対して貢献しているという感覚を抱いています。このアプローチでは、他人からの承認を求める必要はありません。
行動を通じて自分なりの貢献を感じることが重要なのです。
貢献感は主観的な要素が多いため、外部からの影響を受けにくく、支配されないのです。
よし、今日もみんなに貢献したぞ(笑
そう思えれば良いのだ。
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