見出し画像

それは優しさですか?

散歩をして駐車場に戻ったら声をかけられた。
「猫にあげる物ないですか?」
どうやら野良猫に食べ物をあげたいらしいのです。
「ないです」と答えた。

その猫はガリガリということもなく、毛並みもツヤツヤしています。近づいても逃げません。
そもそも、駐車場裏の家の敷地内にいつもいます。
これらを複合的に考えると、おそらく飼い猫でしょう。
少なくとも餌に困ってはいない。
また、人間の食べ物は基本的に、他の動物の健康を害します。
そういう意味でも、私は猫に自分の食べ物をあげる気はありません。
さらに野良猫の場合、餌をあげることで繁殖して近隣に迷惑がかかることがあります。
大袈裟にいえば、生態系が変わることもあるでしょう。

野生動物に人間の食べ物を与えて健康を害そうとか、生態系を破壊しようという意図がない限り、野生動物に餌をあげてる本人は優しさのつもりなんですよね。
ですが、一部の動物に餌が行き渡り捕食する側が増えたら、いずれ餌が枯渇して捕食する側も減るから自分で自分の首を絞めるようなものです。
ゆえに、優しさにはならないと思います。

余談ですが、私はパンを持参しており、散歩終わりに車内で休憩をして食べようと思っていました。
しかし、食べ物を持っていないと言ってしまったので我慢しました。
近くにその人がいますからね。パン食べたかったなぁ(笑
というように、優しさに見えるその行為がいろいろな所に影響を与えることもあります。
ですから、野生動物にエサをあげるのはやめてくださいね。
しかも人から貰ってまで(笑


いいなと思ったら応援しよう!

maruru
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 サポート費用は、書籍代、創作活動の資金に充てます。