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日常小説:超認識症候群世界「透明の魔術」編

この小説は日常小説:完全同時並列高速思考世界のお話の大学生編です。
今回の小説においてズバリ書かれる内容は、認知技術をメインとした天才になるための方法です。
と、言っても基本的に“現実でできること”をメインに述べるので、圧倒的に研究開発が進んでいる「記憶術」を主軸としての方法です。
またこの題名を「超認知症候群世界」と名付けたかったのですが、認知症を連想させる題名になってしまうので、あえてここでは“認識”という名前にしました。
それでは、ここまででまえがきを終わりにして、私たちの日常wを垣間見ることにしましょう。
どうぞ!

教授X「・・・でありまして、記憶する上で大事になるのはイメージ仕方とであると言えます。今まで場所法に代表される位置情報以外、並列的に、つまりは同時に複数のことを関連付けることはできないとされてきました。ところが皆さんも知るように場所の定義を「基準の位置から対象の位置に連続性を持った情報」を場所の定義とした場合にその逆を考えることで・・・」

私(主人公)は講義を聴いていたら急に遮るように犬(友達?w)に喋りかけられる。
犬「あの教授意味わからない呪文唱えすぎーww。場所を定義するとか、その前にお前のヅラに見える髪の方を再定義してほしーwww」
私は内心コイツこの低脳でよくこの大学に入れたな?と人類最大の疑問の一つじゃないか、と考えながら犬に返答した。
「その低脳でよくこの大学に入れたね」
そう私の心の声はだだもれていた。
犬は涙目になりながら
「当然の実力の結果ですよ!こんな子供だましの講義なんか聞かなくても記憶術なんかできるもんねー!いいもんねー!お前がそのつもりなら次の記憶術の順位戦で上位に入るもんねー( ̄m ̄〃)ぷぷっ!」
と言って犬は教室を出ていった。

それには私は全く気にならなかった。
そして今日の講義の板書を記憶するため、私は記憶術のおさらいを心の中で復唱していた。
(単語ごとにイメージに変換する。イメージに変換したら自分の慣れた場所、、、ここでは自宅の自分の部屋にしよう。自分の部屋に変換したイメージをテキトウに置く!)

※記憶術に関しての細かい説明などはグーグル先生に聞いてみてください♡

マジでこのシンプルな方法で記憶力が上がることに私は深く感動していた。

そうこうしているうちに板書の内容をノートにメモって一息ついた。

板書の内容概略
今回の講義で習った概要は
①場所法以外の方法で並列的に関連付ける方法がないと言われていた
連想結合法では例えば「リンゴ」と「バナナ」を関連付けるとき、リンゴをイメージし、バナナをイメージし、リンゴがバナナを殴っているイメージを描きます。
これらは一つ一つ直列的な手順でイメージしていきます。
それに対して場所法では平面な床などをイメージした場合、リンゴを右上の方に置き、バナナを左下の方に置きます。
そしてミカンを左上に置きます。
これを関連付けているとみなすとミカンは置いた時点でリンゴとバナナを位置で区別するという関連付けの効果を得ています。
この位置に置いた時点で区別するという関連付けを同時並列的に行えている点が注目に値します。
②場所の定義を反対にすれば、位置を使わない関連付けが可能
場所の定義とは「基準となる位置からモノのイメージを置いた位置まで空間が連続していること」です。
これを反対にすると、「基準もモノのイメージを置く位置もなく断続している」ということです。
これが示している状態は、一点の位置に全てのイメージを断続的に被せるというものです。
この断続的に、という部分が解釈しにくいのですが以下ではあまり気にせずにイメージを被せることにします。
③モノのイメージの仕方が重要
モノのイメージの仕方で被せるために行う技術的な解決は、モノのイメージを「スカスカ」にかつ「透明」にイメージすることです。
④それをかみ合わせていく
例として透明なリンゴ型の容器をイメージしてください。
このときの透明度があまりにも高すぎるとリンゴ型の容器がイメージの中で存在できなくなりますので注意してイメージしてください。
そしてその容器に色のあるミカンをイメージして入れます。
するとリンゴ型の容器もミカンも消える気配がなく、安定したイメージとして存在できます。
この方法だと関連付けが並列的に全てに行き渡ります。

この方法の課題
ただいま絶賛検証中であるとともに検証の仕方が対文章式記憶術のパーツを重ねるという限定的なイメージによっています。
※対文章式記憶術はネットで検索すると出てきます。
そのため普通の記憶術のイメージでできるかどうかは謎な部分です。
また重ねるのが何重まで可能なのか正直よくわかりません。
対文章式記憶術のパーツを重ねるときは2重が限度ぽいと思いましたが、実際にはどの程度なのかわかりません。
重ね方によりますが、重ね方によってはドンドンイメージが小さくなるので、その小ささから受ける影響でイメージが安定しなくなる可能性があります。
※イメージが小さくなればなるほど消えやすくなることは実証済み

さあどうでしょうか?
今回の講義上での話はいちおう現実でもできます。
しかし確実に記憶力に寄与しているかはわかりません。
その理由として
①かかる時間の割に効果が高いか?という問題
②大量に覚えた場合、どの程度忘却耐性があるか?という問題
③新しい記憶術は必ずそれなりに新奇性の効果を得て記憶力がよくなるため、使い続けて新奇性がなくなっても記憶力の低下は起きないのか?という問題
などなどがあります。
ここで例として提示した問題は全ての新しい記憶術に言えることです。
ある意味この3つに関して言えば、新しい記憶術の効果測定するためのチェックリストと言えます。
このチェックリストをクリアしたものだけが新しい記憶術として認定されると言ってもいいでしょう。
私(著者)も検証し続けるつもりの方法論なので今後の進展をご期待ください。

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